何をするにしても基礎は大切ですが、それより大切なのはまず「やりたい」って気持ちの方です。
なぜなら多くの人が基礎を重視するあまり、基礎だけでつまらなくなってやめてしまったりするからです。
本当は「こうしたい」っていう明確なものがあったはずなのに基礎ばかりをやっているうちに気持ちが冷めてしまうのです。
たとえば、ピアノで「千本桜」が弾きたいって思ってピアノを習い始めたとします。
しかし全然違う基礎ばかりやらされているうちにオモシロくなくなって、結局途中で嫌になってやめてしまったりするのです。
あなたも似たような経験ないでしょうか?
確かに課題から見えてくる基礎というものはありますし、何かを成し遂げるにはその為に一つ一つやっていく必要もあります。
しかし基礎ばかり繰り返して途中で投げだすくらいなら、まずは「やりたい」って気持ちを優先させてそこに向かって突っ走った方がいい。
その為に必要な事は必要な時に自然と学んでいくものだから。
私の場合もそうでした。
かつて私は何がなんでも本を書きたいと思い、その為に突っ走ってきました。
基礎も何もなく、我流で学びながらそこに向かって進んできたのです。
これがもし途中で使うか使わないかわからないような漢字を学ばされたり、必要かどうかもわからないレポートを大量に書かされたりしていたら、途中で嫌になっていたかもしれません。
だから大切なのは、まず「やりたい」という気持ちなのです。
その気持ちに素直に従いながら必要な事はその時々で学ぶようにすればいいだけですね。
学校の勉強みたいに無意味に詰め込んでばかりいてもそれが役に立つとは限らないのだから。