誰かと意見が対立して話がこじれた時、「自分は間違っていないのに」と相手を責めてしまう事ってありませんか？
自分の価値観のとおりに相手を変えようとしたり、違う価値観の“間違い”を指摘しようとしたりしてしまう時ってあったりしますよね？
人は自分は正しいという思いが強くなればなるほど、自分の中の攻撃性が見えなくなってしまいます。
そして正義の側に立つと人は相手の気持ちに対しても無慈悲になります。
だからそんな時こそ冷静になりましょう。
自分の正義はおおいに持てばいいのですが、その正義の刃で人を裁いてはなりません。
なぜならそこに“間違い”はなく、あるのは互いの価値観の違いだけだからです。
「正義は我にあり！」「だから悪を滅ぼすのだ！」となると恐ろしい戦争が始まります。
人間は正しさを主張することで戦争まで起こしてしまう生き物です。
時に神の名の元に殺しあってしまい、最後はその愚かさに気づき、戦争が終わる時にはどちらも激しく傷ついています。
本当は正しいも間違いもありません。
良いもなければ、悪いもなく、あるのはそれぞれの心だけです。
だからもし自分の正義の刃で誰かを裁こうとしてしまいがちな時は少し立ち止まって考えてみよう。
自分の言い分だけだけでなく、相手の立場に身を置く事も人と人とがわかりあうのに大切な事だから。