全世界で4000万部が売れているベストセラー「かもめのジョナサン」
これはリチャード・バック氏の小説です。
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他のカモメたちが、「エサを獲る為だけ」にしか飛ばないのに対して、ジョナサンは「飛ぶという行為」自体に価値を見い出します。
そしてジョナサンは食事をするのも忘れ、飛行の探究に打ち込んでいき、やがて骨と羽だけの状態になってしまう。
この作品は禅の影響を受けていると指摘され、多くの読者を精神世界や宗教、自己啓発の探究に誘ったと言われています。
生き方はそれぞれの自由です。
ただエサを獲る為だけに飛ぶ者もいれば、飛ぶ行為に価値を見い出す者もいる事でしょう。
人間も働いて食べるだけで幸せだと言う人もいれば、働く事の中に価値を見い出し、より高い目標を掲げて進む者もいますね。
どの生き方が正解で、どの生き方が不正解というわけではありません。
みんながそれぞれ、自分の生きたい生き方で楽しみながら生きるのが一番なのです。
しかし一つ言える事があります。
それは、僕たち人間というのは、地面から足を離して生きる事はできないという事です。
確かに食べる事だけに汲々としているより、高く速く飛ぶ事を追求するのは、偉大なように見えるかもしれません。
より高い目標を目指して努力するからこそ、人類は進歩し、社会だって発展してきました。
しかし何もすべての人が、そんな生き方をする必要はないのです。
だって何よりまず、目の前にある食事を心から楽しめばいいのだから。
目標を追うだけが人生じゃない!
ジョナサンのように「誰にも理解してもらえない」そんな価値観を持っている人もいるかもしれません。
それを追求しながら自分の世界を広げて、やがて大きく羽ばたく人もいる事でしょう。
大きな目標を持つ事もいいが、でもそれよりもまず、目の前の食事を楽しもうよ。
どんな大きな目標を追うにしても、僕たちは食べなければ生きていく事はできないし、今を楽しめない人は永遠に人生を楽しむ事はできないのだから。
今を楽しみ、食事を楽しみ、
人生を楽しもう♪