小鳥と鷹 | 中村幸也オフィシャルブログ「自由に生きるのに遠慮はいらない!」

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2018年6月に妻と子ども4人を連れて大阪から沖縄に移住してきた自由人。心理カウンセラー。「あきらめる勇気」の著者。『元不登校YouTuberゆたぼん』のパパ!

ある山でおばあさんがケガをした
小さな小鳥を見つけました。

 
おばあさんは家に連れて帰って
手当てをし、エサをあげました。
 
「ケガが治るまで育てる事にしよう」
おばあさんは言いました。

 
おばあさんの住んでいる村の隣の村には、
一人のおじいさんが住んでいました。
 
ちょうど同じ頃におじいさんも、
山でケガをしている鷹の雛を見つけます。

 
おじいさんは連れて帰り手当てをし、
ケガが治るまで育てる事にしました。
 
やがて小鳥も鷹もケガが治り、
成長し飛べるようになりました。
 
 
おばあさんは鳥を空に放してあげます。
 
 
すると飛んできた一匹の鷹に一瞬にして
食べられてしまいました。

 
ちょうどその頃、おじいさんも
鷹を空に放したばかりだったのです。
 
おばあさんは鳥が食べられたことを悲しみ、
そして泣きました。
 
おじいさんは鷹がはじめて自力でエサを獲ったと
心から喜んだのでした。

 
おしまい
 
 
僕たちに起きる出来事に
もともと意味なんてない。
 
僕たちが起きた出来事に対して
意味をつけているだけだ。

 
誰かの喜びは誰かの悲しみかもしれないし、
誰かの幸せは誰かにとって不幸かもしれない。
 
立場や環境が変わるだけでも、
解釈も大きく変わってくるだろう。
 

 
見方ひとつで世界は天と地ほど変化する。
 
 
人生では悲しい事もたくさん起こるけど、
もしかしたらそれも成長する為に必要かもしれない。
 
不幸のどん底にいるような気分になる事だって、
人として大きくなる為に欠かせない
貴重な経験かもしれないのだ。

 
大切なのはひとつひとつの経験の中から学び、
そして成長していくことではないだろうか?

 
僕たちはどんな出来事からでも何かを学べるし、
それを糧に次に生かしていく事もできるはずだ。
 
 
だから起きた出来事を受け入れよう。
 
 
僕たちはいつだって過ぎ去った出来事に対して
どんな意味づけをするかを
自分自身で選択する事ができるのだから。
 
ほんの少し視野を広げて、
見る角度を変えるだけで、
見える景色もきっと大きく変わるはずだよ!