二十三年前の今日 | 中村幸也オフィシャルブログ「自由に生きるのに遠慮はいらない!」

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2018年6月に妻と子ども4人を連れて大阪から沖縄に移住してきた自由人。心理カウンセラー。「あきらめる勇気」の著者。『元不登校YouTuberゆたぼん』のパパ!

友人の家で寝ていた僕は、
激しい地震の揺れで目を覚ました。
 
二十三年前の今日。
阪神淡路大震災。

 
その数週間前、
パンチパーマでメッシュを入れ
刺繍入りの制服で家に帰ったら、
母親に大声で怒鳴られた。
 
 
「出ていけー!」と(笑)
 
 


 

小学生の頃から僕は事あるごとに、
よく家を追い出されていた。
 
「家出したのか?」とよく人に聞かれたが、
そうではない。
 
家を追い出されたのだ。
 
家を追い出された僕は友人の家から学校へ行き、
悪さばかりをして過ごしていた。
 
 
二十三年前の僕は中学生だ。
 
 
眠っていた僕と友人は
激しい揺れで目を覚ます。
 
「いま・・・揺れたよな?」
「おぉ・・・揺れた・・・」

 
その直後に更に激しい揺れが襲い、
棚から本が飛びだしてくる。
 
「ヤバい!!!」
 
友人と僕は飛び起きて地震が静まるのを待った。
やがて揺れが収まり、僕たちは再び眠りにつく。
 
 
朝になってテレビのニュースを観て驚愕した。
 
 
兵庫県、特に神戸市市街地の被害が甚大で、
とんでもない事になっていたのである。
 
家の事が心配になった僕は家に帰った。
 
すると母親はこう言った。
「何しに帰ってきてん!」と。

 
 
あれから二十三年・・・。
 
 
今、こうして僕は生きている。
そう、生かされてきたのだ。
 
すべての命というのは、
「生の死」の上に成り立っている。

 
だから僕にもあなたにも必ずいつか
死ぬ日が訪れる。
 
でも死から目を逸らすのではなく、
死を受け入れて生きていこう。
 
僕たちは誰もが生を授かり、
今この瞬間を生きているのだから。