黒く染まった白紙を白に戻せない | 中村幸也オフィシャルブログ「自由に生きるのに遠慮はいらない!」

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2018年6月に妻と子ども4人を連れて大阪から沖縄に移住してきた自由人。心理カウンセラー。「あきらめる勇気」の著者。『元不登校YouTuberゆたぼん』のパパ!

日本人は相手を不快な気持ちにさせないように
空気を読んだり、言いたい事があっても
「黙っている」のを美徳とする傾向がある。
 
「黙して語らず」という言葉もあるように、
謙譲を美徳とし、相手の気持ちを推しはかり、
その場の雰囲気を壊さないようにしがちだ。

 
しかしこのような日本人の伝統的美徳は、
日本では通用しても世界では通用しない。
 
なぜなら、欧米などでは、
「黙っている」というのは、
「合意、了解」と受け取るからだ。

 
 
でも黙っていてはわからない。
 
 
僕たちはつい
「黙っていてもいつか必ずわかってくれる」と期待し、
何かあっても「だんまり」を決め込む。
 
しかし言うべき時には声を大にして、
言わなければならない。
 
だって黙っていたらわからないし、
それは時に「相手が正しい」と
認める事に繋がってしまうからだ。

 
その結果、日本は
やってもいない事をやった事にされたり、
悪者扱いされて見下されているである。
 
確かに物事には白と黒とハッキリ言いきれない、
「グレー」の部分だってあるだろう。
 
しかし何でもかんでも「なあなあ」で
済ませようとしてはいけない。

 
 
言うべき時は言う時なのだから!
 
 
真っ白な紙に黒を流し込めば、
紙は黒に染まってしまう。

 
一度黒く染まってしまった紙を
再び白に戻す事はできない。
 
だから時には相手が不快になろうと、
その場の空気が壊れたとしても、
言うべき事はちゃんと主張しよう。
 
「品格なき言動」にならないように気をつけて、
おかしい事には「おかしい」と
言える人でありたいと僕は思う。