もし僕たちが、
戦争をしている時代に生まれていたとしたら、
否応なく戦争に巻き込まれる。
それと同じで現代に生まれたからには、
否応なく現代の波に巻き込まれるのだ。
そう、僕たち人間は誰もが、
生まれた時代でやっていくしかない。
団塊世代の常識と僕たちの常識は違う。
時代は大きく変わっていくのに、
大人の価値観はそれほど変わっていない。
若者たちに対するバカな大人の見方も、
高度成長期のまま、ほとんど変わっていない。
しかし高度成長期時代を生きた人たちと
今の若者の価値観は大きく違っている。
昔は頑張って努力すれば、
マイホームやマイカーを購入し、
豊かな家庭を築き上げるという事が
誰にとっても到達可能であった。
当時の日本人は人並みの努力をすれば、
報いとしてそのような生活を手に入れる事ができた。
だから誰もが未来に希望を持ちながら、
頑張って努力する事だってできたのである。
しかし今、時代は大きく変わった。
未来への希望を持つどころか、
現在と同じ生活水準で
このまま暮らしていけるか
不安に感じている人が増えている。
それなのに親は子どもに同じ価値観を押しつけ、
子どもは親の言う事を聞くものだと信じている。
だが、親が過ごした時代と
大きく時代が変わってしまった今、
親の言うとおりにしたところで、
うまくいく保証などまったくないのだ。
それどころかヘタしたら心が病み、
取り返しのつかない事になるかもしれない。
だから現代ならではの生き方をしよう。
僕たちは誰もが生まれた時代で
どうにかやっていくしかない。
過ぎた時代の古い価値観にしがみつかず、
新しい価値観を受け入れ、
新しい生き方を目指してみる事だ。
たとえばインターネットを使った生き方や、
お金に執着せず、やりたい事をやり、
自由に生きる方法だってある。
過去にしがみつくから生きにくくなる。
もっと現在（いま）に目を向けて、
自分が楽しめる事をやってみるんだ。
時代を凄いスピードで変わっていく。
だから過ぎた時代の価値観は捨てて、
新しい扉へと進んでいこう。
そうやって自分らしく生きた方が、
人生はもっと楽しくなるはずだから。