過去の辛い経験や悲しい出来事が、
人生に大きな影響を与える事があります。
しかしそれを誰かや何かのせいにして、
いつまでも立ち直ろうとしない人と、
自ら立ち上がろうとする人とでは、
その後の人生が大きく変わります。
「蓮は泥より出でて泥に染まらず」
蓮の花は「仏教を象徴する花」と
言われています。
蓮の花は泥水の中に根を張り、
少しずつ成長していきます。
やがて満を持して真っ直ぐに茎を伸ばし、
とても清らかな花を咲かせる。
長く泥の中にいたのにもかかわらず、
決してその泥の色に染まる事なく・・・。
仏教が蓮を大切にするのは、
こうした蓮の姿を自分の生き方の理想にするから
なのかもしれませんね。
どんな花を咲かせるだろう?
蓮の花は池の水をキレイにすると
3~4cmの大きさの花になります。
しかし池の水がドロドロに汚れていると
20cmの大輪の花を咲かせる事もあるそうです。
水が汚れていれば汚れているほど、
美しく大きな花を咲かせる。
辛さや悲しみをたくさん乗り越えるほど、
大きく成長する人もいるのと同じですね。
だから人のせいにするのは、もうやめよう。
あなたが道を踏み外してしまったのは、確かに
あなただけの責任ではないかもしれない。
生まれ育った環境や周囲の大人たちの責任も、
きっとたくさんあった事でしょう。
でもそれを糧にして生きるかどうかは、
あなた自身が選択できる。
そう、「今をどう生きるか」の責任は、
自分自身にあるのです。
だから不都合な事とも向き合おう。
たとえ周囲が泥水であったとしても、
あなたは蓮の花のように綺麗に大きく
育っていける力を持っているのだから。