あきらめたから、生きられた | 中村幸也オフィシャルブログ「自由に生きるのに遠慮はいらない!」

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2018年6月に妻と子ども4人を連れて大阪から沖縄に移住してきた自由人。心理カウンセラー。「あきらめる勇気」の著者。『元不登校YouTuberゆたぼん』のパパ!

小船で37日間も太平洋を漂流した
武智三繁さん著
「あきらめたから、生きられた」
を読みました。


 
 

2001年7月に太平洋上で漂流し、
37日後に発見され無事帰還した
武智さんのノンフィクション。

 
遠慮深い性格で他人に頼ろうとせず、
見方によっては自らが
遭難漂流を招いたと言えなくもないが、
それもまた意味のある事なのだろう。
 
エンジンが止まり、
救助される希望もなく、
食べ物をあきらめ、水もあきらめた。
 
 
武智さんはこう言った。
 
 
「俺は37日間ずーっと何かを
あきらめ続けたんだ」
と。

 
しかし何も武智さんは
自暴自棄になったわけではなかった。
 
自分の状況を明らめて、ジタバタせずに、
自分にとって大切なものを
ひとつひとつあきらめていったのだ。

 
僕の著書「あきらめる勇気」にも書いたけど、
あきらめるというのは、
何も悪い意味ではない。
 
 
なぜなら、あきらめるとは
明らかにする事だから。

 
 
武智さんはひとつあきらめるたびに、
心が軽くなっていったという。
 
そして、
「もし、自分は絶対に助かると信じて
頑張り続けていたら、
きっと助かっていなかっただろう」とも。
 
そう、あきらめたからこそ、
生きられたのだ。

 
人生では、
どれだけ踏んばっても、
どれだけ頑張っても、
どうしようもない時というのがある。
 
そんな時はジタバタするよりも、
逆に力を抜いたほうがいい。
 
 
だって、自然の流れに逆らっても
どうにもならないのだから。

 
 
だからもしあなたも何かに執着して、
無理して頑張ってばかりいるのなら、
「あきらめる勇気」を持とう。
 
あきらめるとは途中で投げ出す事ではなく、
物事を明らかにして見極める事。
 
頑張らなくてもいい。
 
とりあえずでいいから自分にできる事を
できる範囲でやってみよう。
 
それでもダメなら、あきらめて
自然に任せたほうが
きっとうまくいくさ!
 
 
武智三繁さん著
「あきらめたから、生きられた」
オススメです(^^♪