物事を正しく判断するという事は、
〇か×かと一つの答えを出す事ではなく、
「あらゆる事に両面がある」という事を
冷静に見極める事です。
「これは正しい」とか
「これは正しくない」とか
「これは絶対に黒だ」とか
「これは絶対に白だ」とか…
僕たちはつい“たった一つの答え”を出す為に、
違った面から目を背けようとしがちになります。
しかし、いかなる物事にも必ずと言っていいほど、
否定すべき面もあれば肯定すべき面もあるものです。
それを冷静に見極める事が大切です。
戦争を起こす人たちというのは、
自分たちの信じる“正義”で行動します。
しかし「自分は絶対に正しい」と思い込んだ時点で、
人は盲目になってしまうのです。
もしかしたら誰かにとっての正義は誰かにとって悪であり、
誰かにとっての悪は誰かにとっては正義かもしれない。
そう“絶対的な正義”なんてないのです。
それなのに僕たちは正解や間違いといったものに、
日々とらわれて生きてしまう。
「とらわれないように生きよう」と言ってまた、
「とらわれてはいけない」という思いにとらわれながら…。
だからいつでも冷静に物事の両面を見ながら、
自分の思考にとらわれずに過ごしたいですね。
本当の気づきというのは、
とらわれない思考の中にあるのだから。