日本コミュニケーショントレーナー協会から、
心理カウンセリング1級・コーチング1級に認定されました。
僕はこれまで心理学とカウンセリングをメインで学び、
コーチングについては独学でしか学んだ事がありませんでした。
しかしこの度、日本コミュニケーショントレーナー協会で
コーチングについても学ばせて頂き、ラポールを築く上での
大切な心構えを再確認させて頂いた次第です。
講座で特に良かったのが“ただ机の上で学ぶ”のではなく、
学んだ事をすぐに2,3人で実習するというワークでした。
こうやって実際にやってみる事で、知識をただ知るだけでなく、
知った事を経験に変える事ができました。
多くの場合、人はただ“知った”だけで“できる”になったと
勘違いしてしまいがちです。
しかし“知る”だけでは“できる”にはなりません。
知った事ができるようになるためには3つのプロセスが必要です。
それは“知る”→“意識してできる”→“無意識にできる”です。
出かける前に家の鍵を閉めたり、
毎日運転している人が車に乗ってエンジンをかけたりするのは、
ほとんど無意識レベルでできている事です。
しかしこうなる前にはまず知る事から始まり、
最初は意識しながらやって、
それを積み重ねる事でやがて“無意識にできる”ようになります。
毎日書いているこのコラムも“積み重ね”です。
同じような話を聞いて「その話は聞いた事があるよ」とか
「そんなこと知ってるよ」って言う人がいます。
もちろん確かに“知ってはいる”のでしょう。
しかし“できているか”となると話は別です。
なぜなら、知っているからといって、
できているとは限らないからです。
だから、ただ知識を増やすだけで満足するのではなく、
知った事を活かせるようにしていきたいですね。
そして何より「常に学ぶ姿勢を忘れない」事が大切です。
学ぶことは自分自身への最大の投資です。
自動車会社フォード・モーターの創始者、
ヘンリー・フォードはかつてこう言いました。
「自分に投資しなさい。
財産は来るもので、作るものではない」と。
この言葉のとおりヘンリー・フォード自身も、
40歳になるまで1ドルも貯金した事がなかったと言います。
だから常に学ぶ姿勢を忘れずにいきたいですね。
そして今回のような講座やセミナーに行くことのメリットは、
ただ学ぶ事だけにあるのではありません。
それ以上に価値があるのは“人との出会い”です。
多くの人は大人になると同じような仲間や友人と会い、
同じような店や場所に行くようになります。
すると刺激になるような出会いとは無縁になります。
もちろん、そうした場所で出会える人もいますが、
どうしても受け身な姿勢になってしまう。
人生が受け身になると学ぶ機会が減り、
自分自身の成長もそこでストップしてしまいます。
だから、仲の良い友だちとだけ一緒にいるのもいいですが、
たまには非日常的なシーンを取り入れてみるのもいいものですよ。
自分が普段行きなれない場所には新しい発見や出会いが、
たくさん待っているものだから。
たまにはいつもの日常を飛びだして、
違った世界を冒険してみましょう!