ある村で男が神様と出会いました。
男は神様に言いました。
「神様、僕に才能をください。」
神様は彼に才能を与えました。
それからしばらくが過ぎて…
男は神様にこう言いました。
「神様、
僕は才能はあるけどお金がありません。
だからお金をください。」
神様は彼にお金を与えました。
そしてさらに月日は流れ、
男は神様にこう言いました。
「神様、
僕は才能とお金はあるけど家族がいない。
家族をください。」
神様は彼に家族を与えました。
そして、それから間もなくして、
男は神様にこう言いました。
「神様、僕は幸せになりたいんだ。
幸せをください。」
神様は少し考えました。
そして「よし、わかった。」と言って、
彼に今まで“与えたもの”を
全て取り去ってしまいました。
男は嘆き悲しみました。
そして2年後、
神様はその全てを彼に返してあげました。
男は神様にこう言いました。
「神様、こんな幸せなことはない!」と。
これは僕が好きな中国のおとぎ話です。
いま持っているモノを全部失ったとして、
再びソレを手に入れたとしたら…
どれだけ幸せを感じられる事でしょう?
あなたは当たり前にあるモノへの感謝を、
そして普通である事の幸せを
見失ってしまっていませんか?
幸せはなるものではなく、
感じるモノ。気づくモノ。
幸せを“手に入れよう”とする前に、
持っているモノに感謝してみよう。
きっと持っている幸せに気づけるはずだから。
もしあなたが欲しいモノにばかり目を向けて、
与えられているのが当たり前と思っているのなら、
持っているモノへの感謝の気持ちを思い出してください。
時にはこうして自分自身を見つめなおし、
足るを知る気持ちを思い出す事も大切ですね。
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