
5月くらいにカイコをいただいて
その子たちが繭になり蛾になり産卵して
孵化したのは170匹ほどのカイコ。
ここまで増やす予定じゃなかったけれど
身勝手に捨てることができずに
そのまま繭になるまで育てることにしました
もうね、本当にうじゃうじゃで
飼育箱の掃除が大変
いくら触れるといっても100匹以上触れるのは
流石に気分悪くなることもありました
10月に入って、その子たちも全部繭になったので
まとめてブログに書くことにします。
こんな感じにトイレットペーパーの芯に1匹づつ入れて
繭を作らせました。
トイレットペーパーの芯は
義理の実家からもいただいたりしてたけれど
最終的に足りなくて使い回ししたり
どうしても足りなくなるときは
自前のダンボールのまぶしに入れたり。
ただ、自前のまぶしは歪で脱走してしまったりで
あまり使い物にならなかったので
途中、ダイソーで引き出しなんかの仕切り板を買って
簡易まぶしを作って対応しました。
こう見るとすごいでしょ?
引くよね〜
今回の繭は形も大きさもいろいろ。
上の繭は、夏頃に羽化した最初にもらったかいこの繭。
下は今回卵から孵ったかいこの繭。
まん丸だったり、長細かったり、
本当に様々です。
今回、1つ実験しています。
かいこの体を油性ペンで赤く塗ったら
どんな繭ができるのか?
こんな感じで気門を避けて塗りました。(キモいですね)
左が赤く塗ったかいこの繭。
下の方がほんのり赤い繭になりました。
この繭は羽化しないように
冷凍庫で処理してしまったので
もう1匹赤い体のカイコを作って
現在羽化待ちしています。
これでも今回できた繭の一部。
最終的に65個の繭ができました。
170匹くらいいたカイコですが、
30匹くらいは病気になってしまったり
繭は作らずそのままさなぎになりかけて
死んでしまったりで3分の1くらいに減りました。
最初飼っていた7匹は異常もなく
みんなちゃんと糸吐いていたので
糸がはけない子や
繭を作っている途中で頭だけ出た状態で
死んじゃっている子を見て
最初に買っていた子たちは
奇跡的にみんな健康的でいたんだなと思いました。
また、糸がはけない子の中では
さなぎ化していたので
さなぎになる工程を見ることもできました。
キモいですが、
こんな感じに脱皮して体が茶色くなって。
脱皮するまでに死んじゃう子も多かった。
ちなみに、この子はこの後お亡くなりになりました
やっぱり繭がないと弱いみたいです。
このカイコを育てている間に
子どもの理科クラブで宇宙食について学ぶ日がありました。
その中で「シルクナゲット」が出てきたのですが
これはかいこのサナギなんです。
子どもは、食べたそうですよ
育ててるだけに私はムリだわ
そして、めっちゃ偏食のくせにこういうのは大丈夫なんだ???
と理解できませんでした
余談ですが、かいこのサナギは高タンパクなので
宇宙食として注目を浴びているそうです。
カイコを宇宙で育てて、食料にするようです。
話は戻って…
我が家のカイコの繭は、
後日お友達とシルク糸を紡ぐ予定です。
だから、冷凍庫で処理していたのです
今回、たくさんの学びを得ることができて
カイコには感謝です。
歪な繭は放置して羽化するため
ダンボールの箱の中ですが
さっき開けてみたら1匹羽化していました。
お尻の黄色いのは蛾尿かな?
もうなんちゃって養蚕業はやりません。
だって、大変なんだもの
泊りがけの時も飼育箱持参で行ったり、
餌も桑の葉ではなく「シルクメイト」だったので
育てるのに今回買ったのは5本。
かなりの金額でした
約3,000円×5本=15,000円
数字にすると恐ろしい…
夫くんには言えないわ
余っても困るからまとめ買いできなかったしね
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