RG50ガンマ 謎の焼き付き | ひろし、のきろく

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4月のある朝、いつものように回転数6000rpmの一定回転で巡行しておりました。
セッティングが出ていないので、少しカブり気味の状態でした。
ら、突然エンジンが停止しました。

 

ボアアップ前にオイル切れで焼き付いたときのようにリヤタイヤはロックしませんでしたが、どうも焼き付いたときのようなエンストです。
良いオイルを混合ガソリンにしてあるから、今度はオイル切れってことはないハズ。
カブっているくらいだから焼き付くとは思えないんだけどな。

 

 

キックしてもエンジンはかかりません。
まいったなぁ。
ほんとに焼き付きかもしれない。

 

 

今、止まっている場所は家から約5km。
会社まで7km程度あります。
家に引き返すしかありません。

 

 

しばらく押してエンジンが冷えた頃キックしたら、エンジンがかかりました。
あまり回転数を上げないようにして何とか家にたどり着き、ティーダに乗り換えて会社へ向かいました。

 

 

次の休日、シリンダーを外しました。
焼き付きでありました。

 

 

イメージ 1

 

 

リヤタイヤがロックしなかったのは、メッキシリンダーだったからでしょうか。
シリンダー内壁もクランクケース内も、エンジンオイルがたっぷりと付着していました。
オイル添加量は多すぎるくらいです。

 

 

それにしても変な焼き付き方です。
前に焼き付いたときはシリンダーの給排気側が傷ついていましたが、今回は全周に渡って傷が入っています。
何とも不思議なのは、ピストンがほとんど無傷なことです。

 

 

イメージ 2

 

 

なんでだ?
メッキシリンダーだからなのか?

 

 

 

あれだけジェット類の選定に気を使ったのに、ボアアップってこんなに神経を使うものなの?

 

 

 

基本的にメッキシリンダーが焼き付くと修正不可能だけど、シリンダー内壁の引っかき傷がごく浅いからダメ元で修正してみるか。
耐水ペーパーにエンジンオイルを付けて、45°の角度を付けて軽く内壁をこすりました。
ごく浅いとは言え、引っかき傷がなくなる程こするとメッキがなくなる可能性があるので適当に終わらせました。

 

 

AIRSAL製のボアアップキットはガスケットだけの入手も可能なので、#82.5のメインジェットと#22.5のパイロットジェットと共に注文しました。

 

 

 

部品が届き、組み立てるとエンジンはあっさりかかりました。
購入したジェット類でベストのセッティングが出たと思います。
6000rpm一定で15km以上走りましたが、問題はありませんでした。

 

 

 

よし、何とか直った!
修正してからあまり走ってないけど、セッティングも出ているし、ちょっとだけどんなモンだか試してみようかな。