RG50ガンマ ゾンビエンジン | ひろし、のきろく

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ボアアップして初めて、アクセルを全開にしました。
あれ、思ったほどの加速じゃないな。
まだアタリがついてないのかな?
50ccだったときの方が、加速が良かったような。

 

アクセル全開なのに6速、8000rpm以上、回転が上がりません。
うそー!
10秒程度その状態でいてアクセルを戻そうとしたとき、急にエンジンが停止しました。
リヤタイヤはロックしませんでしたが、焼きついたときと同じエンストの仕方です。

 

 

 

ここにきて、私はやっと悟りました。

 

 

 

もともとこのエンジンは最初に焼きついたとき(50ccだったとき)に、既に死んでいたのだと。

 

 

焼き付いてリヤタイヤがロックした瞬間にクランクシャフトに強烈なねじりトルクがかかり、クランクシャフトがねじれてしまったのでしょう。
サービスガイドによると、クランクシャフトの芯ずれ許容範囲は0.03mm以内です。

 

 

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ボアアップして、新品で平滑なシリンダーとピストンになったけど、クランクシャフトはねじれたままです。
クランクシャフトはベアリングで固定されているので、ピストンがシリンダー内を往復運動する度にムリな力がかかり、ピストンリングがシリンダー内壁を傷つけたのでしょう。

 

 

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つまり、私は死んでいるエンジンを、無理やり一時的にゾンビのように生き返らせただけだったのです。
愚かなりひろし、。

 

 

もういいや。

 

 

かわいそうだけど、私はH型ガンマを分解し、必要ない物はヤフオクへ出品することに決めました。
動かないバイクを置いておけるほど、アパートの庭は広くありません。
このバイクには本当にいろいろ勉強させてもらいました。
本当にどうもありがとう。

 

 

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H型ガンマは壊れてしまいましたが、私はさほど落ち込んではいませんでした。
なぜなら実家には、約30年前に新車で購入した3型RG50ガンマがあるからであります。
ただし、この状態ですが。

 

 

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ボロボロのH型ガンマをヤフオクで落札したのも、3型ガンマを復活させるための練習の意味もあったのです。
俺の相棒をゼッテーに復活させてやる!