<基本情報>
転入時期:2023年4月
転入学年:2年次
2年次コース:ネットコース普通科(VR有)
3年次コース:ネットコース普通科ベーシック(VR無)
前籍校1年次修得単位数:15単位
残りの必要単位数:59単位(2年次30単位、3年次29単位)
本校スクーリング:2年次3年次とも免除のため未経験
前籍校:中高一貫の進学校
卒業後の進路予定:ZEN大学orその他通信制大学
前置き
このマニュアルもどきは、転入・体調不良者向けに、公式のマニュアルだけでは分からない・分かりにくいことについてまとめたものです。
体調不良で満足に学習ができなかったうちの子ベースの内容なので、やる気のあるお子さんや健康なお子さんにはあまり参考にならないかと思われます。
また、少し不適切な表現もあるかと思いますが、あくまでも我が子主観に過ぎないのでご容赦ください。
※公式のマニュアルに書いてあるような基本的なことは必要のない限り省きます。
※N/S高のシステムは毎年改変されている為、お読みいただいた時点の状況とは異なる場合があります。
※思いつくままに書いていくので、後から加筆・修正・削除する場合があります。
※記載内容に間違いがありましたらコメントかDMで教えていただけると幸いです。
※当ブログの記載内容によって生じた損害については一切の責任を負いかねますのでご了承ください。
転入前の心得&注意事項
・通信制高校では学力はつかない。あくまでも高校卒業資格を取得する場であると考え、必要な学習は他でする。スクーリングも含め授業内容は平易なので、授業についていけない心配は無用。
・N高とS高(2025年度よりR高も)は本校の場所と本校スクーリングのイベントが異なるだけで学習内容はどちらも一緒。沖縄に行きたいならN高、つくばに行きたいならS高。どちらでもいいなら近い方が安上がり。本校スクーリング免除予定ならお好みで。
・「普通科」と「普通科ベーシック」のどちらでも最低限やるべきことは変わらない。普通科でもVR学習は一切しなくても無問題。メタクエストが欲しい、やる気がある、メタバースやいろんなイベントを楽しみたい場合は普通科で、なるべく安く抑えたい、最低限のことしかしない・できない場合はベーシックで。
・年間履修単位数には上限がある(35単位前後?未確認)。前籍校での修得単位数によって残り何年で卒業できるか決まるので、必ず事前に双方に確認しておく。前籍校の担任には在籍中に早めに相談しておく。どれだけ単位が貰えるかは担任の技量と各教科担当の裁量次第。
・前籍校での修得単位が確定してからギリギリで出願すると4月生でも学習開始は5月以降になってしまう場合がある。入学許可が出るのは入学式を過ぎてからになり、教材や書類が届くまでは何もできずモチベが下がるので注意。
・3万人超の生徒を抱えるN/S高に普通の学校と同じような対応を期待してはいけない。学校側は個々の事情や体調までは配慮してくれないので、やるべきことをやるしかない。疑問点があれば即該当部署へ確認。
・N/S高生には様々な事情を抱えた子たちがいる。髪の色も服装も言動も知能も様々。ぼっち上等。
・やる気のある子なら大いに学べる・遊べる環境なので、元気になったらめいっぱいツールを活用してN/S高ライフを楽しもう!
基本事項について
・進級・卒業に必要なのは「レポート」「スクーリング」「単位認定試験」の3つを全て最終期限内に完了することのみ。
・その他にやるべきことは月イチの「ユニットガイダンス(学年集会)」と「セレクトガイダンス(進路別指導。頻度は学年による)」の動画の視聴フォームの提出と、ZOOMでの年8回の「メンター面談 」への参加、進路調査や学校生活意識調査・スクーリング前後等の必須アンケートへの回答など。それ以外は任意。
・ユニットガイダンスとセレクトガイダンスは視聴フォームへ回答することで参加確認になる。リアタイで視聴できない場合、後日ネットコースポータルサイトにある該当ガイダンスの「当日使用スライド資料」を見れば動画を観ずに視聴フォームに回答できる(しかし動画視聴は必須!)
・ユニットガイダンスとセレクトガイダンスの視聴フォームは提出物扱いではあるが、期限内に提出しなくても評定には影響しない。しかしやらないといつまでも催促メールが来るのでさっさとやろう。
・メンター面談は2者でも3者でもOK。たまに3者指定のときがある。3年次は3者面談が推奨される。
・Slackへの登録は必須だが、まったくやらなくても無問題。しかしSlackには起立性の子のチャンネルや様々な情報交換の為のチャンネルがあるので、可能であれば活用した方が何かと役立つ。学園生活を楽しみたい、友達を作りたいなら不可避。
・必要な連絡は全てメールで来るのでメールチェックは必須。重要なメールは保護者宛てにも届く。
学習・レポートについて
・N/S高の学習方法は「ZEN Study」(以前は「N予備校」)のサイトかアプリで単元ごとに動画を視聴し、項目ごとの「確認テスト」と最後の「レポート」を教科書(教科によっては動画のテキスト)を見ながら記入するだけ。学習内容を覚える必要はない。
・動画は観なくても再生さえすればOK。複数の動画を同じ端末で再生はできないが、別の端末でなら同時視聴可能(しかし同時視聴は厳禁!)。動画を再生しつつ、別教科のテストやレポートをやることは無問題。
・確認テストには「記述/選択テスト」と「論述テスト」の2種類がある。記述は一言一句合っている必要があるが、論述はポイントを全て押さえていれば正解になる。確認テストの点数は評定に影響しない。
・レポートにも「記述式レポート」と「論述式レポート」があり、基本的には確認テストと同様で、確認テストとまったく同じ問題が出ることもある。最後の問題は字数さえ満たせば感想文レベルでOK。
・レポートは評定に影響するので推薦狙いなら真面目にやること。100点の取りやすさは小学校のカラーテスト並みなので提出期日さえ守ればオール5狙いも容易。
・教科によって設問や解答に癖があるが、捻った問題はないので基本的に教科書の抜き書きでOK。論述式の場合も要約せずそのまま書くこと。文末表現は設問文に合わせる必要があるが、他は全てそのまま書き写した方が確実に得点できる。
・論述式で大まかな文字数指定があるときの文字数の解釈は問題作成者(教科)によって異なる(例:74文字が70字だったり75字だったり80字だったりする)。大きく外れていなければ無問題なのであまり文字数に惑わされない方がいい。
・記述式は変換ミスや句読点違いに注意。「,」は「、」でもOK。
・大抵の解答はググれば出てくる。知恵袋などに設問と解答がそのまま書かれていることが間々あるが、必ずしも正解とは限らないので注意。
・毎月15日が提出期日だが、4月生の場合最終的に12月15日までに全て終わらせれば無問題。指定校推薦が欲しい場合は3年次に8月15日までのレポートを期日までに終わらせる必要がある。推薦を狙う場合は毎月の期日は全て守っておいた方が無難。
・普通の子は夏頃までに年度内のすべてのレポートを終わらせて、残りの期間は受験勉強ややりたいことに充てるらしい。それくらい必須学習量は少ない。しかし体調不良者にはそれでもキツいので余裕を持ってコツコツ取り組もう。
スクーリングについて
・スクーリングは参加必須の為、どれだけ具合が悪かろうが出席できなければ単位は取れない。這ってでも行くか、無理なら諦めて高認取得に切り替えるしかない。
・スクーリングの半分はオンラインに振替可能。オンラインを先にするか後にするかは、本人の体調と相談して行ける可能性が高い方に。
・オンライン振替が確定するとマイページの成績確認ページのスクーリング欄に「オンライン」の項目が追加される。
・欠席した場合は振替可能だが、空き日程がないと振替できないのでなるべく早めの日程で組んだ方が受講できる可能性が高まる。
・出欠はコマごとに取り、そのコマの最初から最後まで着席していれば出席扱いになる。欠席したコマのみ振替になるので、早退する場合はなるべく授業中でない方が無駄にならない。
・標準外履修で必要単位数が標準より多い場合はスクーリングが年3回以上になる。その場合、時間割がかなりイレギュラーになることがある(3日間で授業が4コマだけなど)。時間割は基本的にスクーリングの2週間前にメールが来るまでは不明。
・スクーリングの学習内容は小学生でも理解できる程度の内容で、体育も激しい運動はない。ユル過ぎて逆に退屈で辛い場合もある(中には面白い授業もあるが講師次第)
・2年次(3年次転入の場合や2年次で免除の場合は3年次も)の本校スクーリングは経済的理由もしくは身体的理由で免除(通常スクーリングに振替)可能。免除手続きには数週間掛かり、振替できないと積むので申請は早めに。身体的理由での免除には医師の診断書が必要なので、3年次まで通院は継続しておくこと。
・申し込んだスクーリングがテーマスクーリングの場合、事前アンケートで参加イベントを決めておく必要があるが、当日不参加でも無問題。放課後オフ会も強制ではないのでスルーしてOK。
・体調不良で途中退席の場合は呼び出しが来るので、不安な場合は保護者は会場の近くで待機しておく。
・時間割によっては3時間くらい空いてしまうこともあるので休憩場所の確保が必要。
・スクーリング日程の変更や確認等は、メンター面談中ならその場で対応してくれる(スクーリングの申し込みや変更は基本専用フォームからだが、メンターはその場でできるっぽい)。どうしたらいいか分からない場合はメンター面談で相談するとなんとかなるかも。
単位認定試験について
・出席必須。どんなに点数が悪くても出席さえすればどうにでもなるので、這ってでも行って最後まで机に齧りつく覚悟を持って臨むこと。
・「特別活動」と「総合的な探求/学習」を除いた履修科目数が11科目までなら1日で、12科目以上なら2日に分けて行われる。
・試験時間は1科目につき40分、2科目80分で1コマ。設問数は各科目20問。
・設問は基本的に通常の確認テストやレポートと同様。但し教科書を見るのは不可。
・復習をしておくに越したことはないが、しなくても追試があるので無問題。
・普通にやると1科目数分程度で終わってしまう内容なので、体調不良者には残り30分以上の待ち時間×科目数が地獄。退場は勿論、何もすることができないので例え元気であっても苦行でしかない。暇潰しの為にもなるべくゆっくり設問に取り組んだ方が良いと思われる(一度提出してしまうと再解答不能?←未確認)。待ち時間の潰し方を脳内シミュレーションしておくと吉。
・赤点(30点以下)の場合、追試は自宅で教科書を見ながら何回でも受けられるが、期限は3日間で、合格点は50点。
助成金について
・助成金を貰う場合、前籍校の履修(修得ではない)単位数も含まれるので注意。前籍校と合わせて4年で74単位分支給される(年間上限30単位)。3年次での転入だとほぼ補助がないと思われる。例:前籍校で35単位履修中15単位修得、残り2年間で59単位履修する場合、計94単位履修となり20単位分は支給されない。
・VR授業に拘らないのであれば、補助のある初年度は普通科で、ない年はベーシックにするとちょっとお得。初年度に入手したメタクエストは返却不要。
・転入した年度は助成金の支給は年度末だけなので注意(先引きは新入学生か2年目からのみ)
その他
・N/S高では「友達を作ること」に力を入れている。Slack、テーマスクーリング、放課後オフ会、文化祭や遠足など様々なイベントで友達作りを推奨している。しかし余計なお世話な場合は全てスルーでOK。
・メンターは担当生徒数が多すぎて(200人以上?)1人1人の事情までいちいち把握していない。情報共有もうまく出来ていないと思われるので、直接学校に連絡した方が早いこともある。しかしメールの返信にも数日掛かるので、なるべく早めに動く方が吉。事務関係や職員は総じて親切丁寧な印象だが、生徒数が多いため何をするにもとにかく時間を要する。
・模試は大学受験をしないなら受けなくても無問題だが、立ち位置を知る為にも可能であれば受けた方がいい。共通テストも同様。
・学生用Adobeは生徒アカウントにログインすれば在学中は無料で使える。複数の端末で使用可能。
・マイページの成績確認ページは何故かPCサイトよりスマホサイトの方が表記が詳しく分かりやすい(私も子供も基本的にPCしか使わない為、意味不明だったことがスマホサイトを見て一発で理解できたw)
・進路指導内容については我が子は大学受験をしない(ZEN大志望)為まったく把握していません…(通信制大学志望だとセレクトガイダンスは大学推薦コースになるがあまり意味なし)
以上、少しでも誰かのお役に立てれば幸いです。
念押しですが、くれぐれもこのマニュアルもどきを活用する場合は自己責任でお願いしますw
我が子ももうすぐ高校生活最後のスクーリング。
体調不良の生徒さんたちがみんな無事に進級・卒業できますように。
(そしてZEN大が来年無事開学しますように…9月頭には認可が下りるとずっと言っていたのに…ヤバいのか…?)