パトリックテリアンシェフのアトリエ講座 | 塚本有紀のおいしいもの大好き!

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フランス料理とお菓子の教室を開いています。おいしいものにまつわる話し、教室での出来事など、たくさんお届けします。
 

 

【パトリック・テリアンシェフのアトリエ講座】


シェフの来日は、3年半ぶり!
待ちに待ったこの日が、ようやくやってきました。

今回の実習講座用のメニューは
ほろほろ鳥の温かいバロティンヌBALLOTINE CHAUDE DE VOLAILLE

バロティンヌというのは骨を抜いた身に詰め物をして、ぐるっと巻いて、茹でた、なかなかの大モノ料理!!
まずはシェフがデモをされますが、その美しい包丁捌き、立ち姿はまねっこしようと思っても到底できません!
(シェフがすいすいと料理されるので、うっかり自分もできる気になりますが、やってみると、アレレ〜!?というのはよくあることです)
つづいて、ご参加の皆さんがそれぞれにお持ち帰り用のバロティンヌを作ります。


詰め物には椎茸やマッシュルーム、そしてモリーユ茸も入っています。
付け合わせは、なんと青梗菜。そして、パリから先生がお持ちくださったスペルト小麦の「ちょっと煮た」タイプ。つまり早煮えです。ざざっとお湯に入れて、煮ること10分くらい!

ファルスはしっかりとした塩気がありますが、繊細なほろほろの味とあいまって、一瞬にして頭がパリに飛びます。
あーそうそう、これこれ! の味。
学校にいた頃、すべてが新しくてわくわくしていた、あの頃に。




デザートはフランス産のルバーブといちごのタルトです。
「粉がおかしい。つながらない!」「ガスが嫌いなんだ!」
といつもと同じセリフを聞きながら、
でもとーってもおいしいタルトの出来上がり!
魔法のような早業です。

朝から超バタバタしましたが、先生とみなさんをお迎えし、おいしく、楽しい時間でした。

いつも通訳を担当してくださる由美さん、
今年は認定講座の生徒さんの中から、えみさんがアシスタントとしてお手伝いくださいました!
そして、もちろんうちのさっちゃんも。
さらには、私の幼なじみのもこちゃんも東京から(いろいろあって先生とは仲良し)
例年この講座は、私一人で、先生へのモノだし、当日と翌日のアペロの仕込み、洗い物の一人三役くらいをてんてこ舞いしながらやるのですが、今年はほんとに助かりました!

また次はデモ講座の様子をお届けします!