老松の砂糖菓子 | 塚本有紀のおいしいもの大好き!

塚本有紀のおいしいもの大好き!

フランス料理とお菓子の教室を開いています。おいしいものにまつわる話し、教室での出来事など、たくさんお届けします。
 

老松の「橙糖珠だいとうじゅ」を頂きました

クルミにすり密がかけてあるものと、赤く染めた金柑を砂糖漬けにしたもの
とてもキュートで、美しいのです。
 
金柑は少しずつ糖度を上げて浸けたもので、つまりフルーツのコンフィですし、
 
くるみにすり蜜は、フランス菓子でいうとフリュイ・デギゼfruit déguisé
 
こんな感じ。
デギゼは「仮装した」という意味で、
グラスがけした果物やマジパンで覆った乾燥果物のことです。
 
昔ながらのパティスリーのウインドウの片隅に銀のトレーに並んで売られている感じで、
先端のお菓子ではまったくないのですが、愛らしい存在です。
 
洋の東西を問わず、昔ながらのお菓子に似通ったものがあるのは
なんだかとても懐かしいような、うれしい感覚です。
大切にいただきました。
 
ご馳走様でした!