老松の「橙糖珠だいとうじゅ」を頂きました
クルミにすり密がかけてあるものと、赤く染めた金柑を砂糖漬けにしたもの
とてもキュートで、美しいのです。
金柑は少しずつ糖度を上げて浸けたもので、つまりフルーツのコンフィですし、
くるみにすり蜜は、フランス菓子でいうとフリュイ・デギゼfruit déguisé
こんな感じ。
デギゼは「仮装した」という意味で、
グラスがけした果物やマジパンで覆った乾燥果物のことです。
昔ながらのパティスリーのウインドウの片隅に銀のトレーに並んで売られている感じで、
先端のお菓子ではまったくないのですが、愛らしい存在です。
洋の東西を問わず、昔ながらのお菓子に似通ったものがあるのは
なんだかとても懐かしいような、うれしい感覚です。
大切にいただきました。
ご馳走様でした!