秀樹の歌の話。『ブルースカイ  ブルー』の話。

わたしは秀樹の歌で一番好きなのは『ギャランドゥ』で、

あの歌を聴くたびに、人生のなかでであった何人かのいい女たち

(実は、女房=堀内明美もそういう女の一人なのだが)

を思い出して、ちょっと気持ちが盛り上がる気がするのだが、

女性のがわからすると、多くの人が一番好きな歌はどうやら

『ブルースカイ  ブルー』らしい。たしかに、これはいい歌だ。

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歌の内容はここでは書かないが、『ブルースカイ  ブルー』は秀樹の歌唱力の確かさを

証明するような、秀樹のほかのリズムのいい、調子のいい歌と違って

メロディーラインの美しい歌だ。あの歌はたぶん、郷ひろみにはうたえないだろうし、

沢田研二や野口五郎がうたったら、歌のぐらつきはないだろうが、

もっと線の細い感じがして、歌声はあそこまで図太くないだろう。

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実は、先日、このブログのフォロワーの一人なのだが、山口県に住んでいる

女性の方から沈黙図書館宛に、こんなブログをもらった。

 ※西城秀樹「ブルースカイ ブルー」について

 

塩澤さま いつも「沈黙図書館」を拝読しております。

当方、1974年、75年のヒデキさんの全盛期に高校時代を過ごし、大学は彼の出身地広島を選び、その後広島で長年過ごしました。長い間は慣れていましたが、2年前の訃報を受けて「ブーメラン」、最近は山口、広島、大阪の「ヒデ友」さんと日々連絡を取り合いながらヒデキを語る日々です。青春時代の再来のごとく、還暦を越した今、再び華やかな日々を送ることができています。ヒデキさんに感謝です。訃報以来、脚光を浴びている「ブルースカイ ブルー」について考察をまとめました。現在、大学院に籍を置いておりますが、自分の研究以上にヒデキ研究を楽しんでいます。塩沢さまにも是非読んでいただきたいのですが、PDFで送る方法がわからず、何か方法を見つけましたらお送りしたいと思います。「西城秀樹」の本を執筆して下さるとしたら、ほかの誰れもない、塩澤さまであると信じます。お体に気を付けて今後の執筆を楽しみにしております。

わたしはこのメールにこういう返事を書いた。

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メール、拝読させていただきました。ブログをお読みくださり、ありがとうございます。

ヒデキ研究の論文を書かれたとか、一度読ませてください。楽しみにしています。 塩澤

彼女から、すぐこういうアンサーがあった。

この度は早々の返信をいただき大変恐縮しております。ヒデキ研究の論文、という大袈裟なものではありませんが、「ブルースカイ ブルー」のまとめです。先日『関ジャム』のTV放映(大人の愛の歌特集)で、ヒデキの「ブルースカイ ブルー」が取り上げられておりました。

ヒデキが旅立ったあの日以来、私自身も、以前から一番気になっている歌詞であり、その解釈を巡って、番組終了後、ヒデキのツイッターもにぎわい私の「ヒデ友」さんも、よくわからないと言う方もおられたので、皆の意見を「まとめる」ものを書いてみました。完成したレポートを数名のヒデ友さんに見ていただいたのですが、「自分の心の交通整理ができた」などと感想をいただきましたので、まだまだ洞察の不足するところもありますが、一つの意見として塩澤さまにも見ていただければこれほど嬉しいことはありません。

 

そのレポートの内容は、こういうものだった。

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長くなってしまったので、この続きは

明日の『ブルースカイ ブルー その二』で読んでもらいます。

 

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