※写真は、JR千葉駅の1・2番線ホームに設置されているホームドア(JR東日本独自の規格)

 

 決算審査特別委員会の都市建設分科会で、市内のJR駅へのホームドア設置について質問を行ないました。駅ホームは視覚障がい者にとって「欄干のない橋」と例えられ、事故防止のための対策が求められています。千葉駅と稲毛駅の各駅停車(緩行線)ホームについては、令和6年度当初から整備が開始され、千葉駅は今年3月、稲毛駅も今年6月に供用開始がされています。

 JR東日本は、2031年度末頃までに東京圏在来線主要路線(330駅758番線)でホームドア導入を目指すこと、また2025年度では市内の幕張駅や新検見川駅、稲毛駅、西千葉駅の緩行線ホームで整備を行うことを今年3月に公表し、順次整備が行われています。

 千葉市では、令和3年4月に施行された国のバリアフリー基本方針「利用者数が10万人以上の駅については地域の支援の下、優先的に整備を促進する」に基づき、令和3年10月の政策会議で千葉駅、稲毛駅、海浜幕張駅を補助対象とすることを方針決定しています。

 

 私から「稲毛駅の快速ホームへ のホームドアの設置については今後、どのように進められるのか」とただしました。交通政策課は「JR東日本から、稲毛駅快速線ホームでの整備時期や適用する制度等の整備計画が示され次第、補助率等の支援の扱いを検討し、整備を促していく」と答えました。稲毛駅快速ホームでは成田エクスプレス等が通過する際に結構スピードが出ているので、快速ホームは優先されなければならないと思います。設置のための基盤整備はされているようなので、あとはJRの整備決定を待つだけでしょうか。

 京葉線については、上記のJR東日本の方針の330駅に海浜幕張駅など各駅が含まれていて、千葉市としては「千葉県JR線複線化等促進期成同盟を通じた要望活動等で早期の整備を促していく」としています。