今日の一般質問の最後に、日本共産党千葉市議団から、あぐい初美市議(稲毛区)が登壇し、市民会館の再整備、歩行空間のベンチ設置、教育・保育施設及び子どもルーム・アフタースクールにおけるスポットワークについて質問を行ないました。私からは歩行空間のベンチ設置について報告します。
千葉市ではバリアフリー整備の1つとして、平成31年度に「千葉市歩行空間のベンチ設置計画」を策定し、駅前広場と生活関連経路にベンチ設置を進めてきました。これまでは歩行者の休息を目的に、街なかへの設置をひろげてきましたが、市民のみなさんから「バス停付近にベンチを設置してほしい」との要望が多く寄せられ、今年6月に、バス待ちの環境や道路利用者の利便性向上、高齢者などの外出支援を目的に計画を改定して、病院などの生活関連施設近辺のバス停にベンチを設置することとしているとのことです。
あぐい市議は、交差点に設置されている円筒形のスツールベンチは、横断歩道での信号待ちをしている時に、荷物を置いたり、腰を掛けたりするのに便利なベンチ、しかし、ベンチとして認識している人が少なく、認知してもらうための周知やわかりやすい表示をつける必要があるのではないかとただしました。
建設局長は「現在、本市ホームページで設置位置を公表し、利用者への周知に努めているところですが、利用促進を図るため、ベンチへの表示方法などについて検討していく」と答えました。
また、あぐい市議はJR稲毛駅東口と西口に駅前広場があるが、東口に1か所のベンチがあるのみで、高齢者や荷物の多い人などがベンチ設置を求めていることに触れ、バス停から少し離れた場所にベンチを設置することができないかと述べ、駅前広場の歩道に接している店と協議をして店先にサポータータイプのベンチを設置することを提案し、見解を求めました。
建設局長は「駅を利用する歩行者や、バス待ちの方などで混雑しており、歩行者動線の確保に支障となるため、現時点で、設置は困難と考えている」と答えました。
あぐい市議は、「設置基準にあてはまらない箇所については将来も設置されないということになる。使用する時だけ座面を広げる折りたたみ式のベンチの導入など検討し、増設すべき」と求めました。
