今日から一般質問が始まり、日本共産党千葉市議団からはまず中村きみえ市議(花見川区)が午前中に登壇し、断熱、買い物支援、学校の教育環境、JR幕張駅北口のまちづくりについて質問を行ないました。
断熱についての中で、学校体育館のエアコン整備にあたっての断熱について触れているのでお知らせしたいと思います。また住宅への断熱の取り組みを紹介し、そのメリットを広報し、市の予算を増やして住宅や環境の計画だけなく、地元の工務店の仕事が増えることでの地域経済活性化につながるものとして、事業者への支援策を求めています。
現在、わが子の通う中学校の体育館のエアコン設置工事が行われていますが、設置工事のため来年まで体育館が利用できない課題もあり、良い工法がないものかと思っています。
【中村きみえ市議】
市では体育館のエアコンの整備を進めていますが、その際の断熱処理はどのようなものでしょうか。
【教育次長】
体育館への冷暖房設備整備にあたりましては、冷暖房効率の向上と維持管理コストの抑制を図るため、建物の断熱性能向上のための改修工事を一体的に実施しています。
断熱工事につきましては、原則として内壁に断熱材を敷設していますが、外部改修工事や大規模改造工事と同時に施工する場合には、屋根カバー工法を用いて、より高い断熱性能の向上を図っています。
【中村きみえ市議】
断熱性能を高めることで、エアコンの使用割合を格段に抑えられますが、見解を求めます。
【教育次長】
断熱工事を施工することで、冷暖房効率が向上し、維持管理コストの削減とエネルギー使用量の抑制が図られるものと考えています。
【中村きみえ市議】
断熱の専門家によると壁と天井(屋根)の断熱がとても重要で、優先的に進めていくことが重要で、初期コストはかかってもエアコンの効果があるとされています。体育館の場合は優先すべきは光熱費の問題よりも、子どもたちが過ごしやすい温度を確保できるかどうかであり、断熱への対応が不十分な場合は光熱費がかかるだけでなく、子どもの健康面への影響も与えてしまいます。
今後のエアコン設置にあたり、断熱の取り組みを充実すべきと考えますが、見解を求めます。
【教育次長】
本市では、限られた財源の効果的な活用の観点から、体育館については、壁の断熱を優先的に実施しています。屋根の断熱工事につきましては、足場の設置が必要となるなど、費用の増加に加え、工期が長期化し、全体の整備スケジュールに影響を及ぼす可能性があります。
このため、外部改修工事などとあわせて実施することで、効率化を図っているところです。
