今年3月22日に海浜幕張駅の蘇我方面への新改札口が使用開始となりました。交通政策課は、「海浜幕張駅周辺の混雑が常態化する中、改札口の新設 により、駅利用者の流動の分散化が図られたものと捉えています」とし、「また、新改札口前に屋根付きのバス停留所を3バース新設し、本年7月から京成バスと平和交通が共同運行するベイタウン循環線が乗り入れており、ベイタウン からバスで駅に向かう利用者の速達性の向上や北口駅前広場バス停留場の混雑緩和に一定の効果があるものと捉えています」と答えました。駅北口は一般車両は入れず、路線バスやリムジンバスの発着場所となっていて、混雑の緩和が求められています。しかし、具体的な混雑解消の効果についての明確な答えは当局からありませんでした。

 

 蘇我方面への新改札口からベイパークやベイタウンに向かう際に公園内の園路が暗いなどの要望が出されている中で、幕張海浜公園Bブロックについて民間事業者が施設整備を計画しています。緑政課は「Bブロックでの民間事業者による再整備において、特に見通しの悪い園路については、樹木の間伐を行い、全体的に明るく、見通しを確保するとともに、複数個所に公園灯を設置する計画となっている」と答えました。

 民間が再整備する以前にも、利用する市民の安全を確保するために公園灯の整備をすることが必要です。同じく新改札から公園内に向かう際に、横断歩道が片方しか設置されていないため、夕刻の状況を見ると、交差点を斜めに横断する方が見受けられるため、横断歩道の整備を求めておきました。他の委員の質問への答弁で「県警に要望している」と回答がありました。しかし、こちらも新改札設置により人の流れが変わることは想定されていたのに、横断歩道の整備など関係機関との連携が遅れていることは指摘しなければなりません。