公立保育所を民営化しないで!
建て替えは公設公営で!


 千葉市は先月、千葉市社会福祉審議会児童福祉専門分科会は、市が提案した「公立保育所の施設管理に関する基本方針」(公立保育所の建て替え案)を承認しました。基本方針には、公立保育所の建て替え対象の47か所のうち、20か所の民営化、6か所の統廃合が提案されています。
 公立保育所を守らなければならない理由は、庭や遊具、保育室、調理室の環境が整い、幅広い年齢層や看護師、栄養士等の職員体制が整っているなど、法改正などで保育基準の低下が懸念される中でも、公的な基準が大きな役割を果たしているからです。
 現在でも十分な保育環境や配慮のもとで運営されている民間保育園はたくさんあります。公立保育所がいったん民営化されると、公立保育所の質を継続できる保証はなく、実際に市内の公立保育所が建て替えを機に民営化されたところで、保育士不足と保育環境が変わり、半数以上のお子さんが転園するというケースもありました。子育てに対する公的責任を縮小したり、放棄してはなりません。
 公立保育所の民営化に反対することは、「千葉市のすべての子どもたちに行き届いた保育が保障される」ことにつながります。パブリックコメントに、不安や疑問の声、公立保育所の充実を求めて意見を出しましょう。

 画像は千葉市の保育をよりよくする会のみなさんが作成したビラです。

「公立保育所の施設管理に関する基本方針」のパブリックコメントはこちら