市街地液状化対策事業を実施している磯辺4丁目地区(モデル地区)について、千葉市液状化対策推進委員会で、「液状化被害の抑制効果が発現している」との判断があり、事業が完了したとの報告がありました。
 同地区は、2016年2月に液状化対策施設の工事着手、2018年9月に地下水位の低下を開始、翌年の6月に排水完了後に1年間の経過観測を開始、今年8月に事業効果を確認し、国が示す基準である「液状化被害の抑制」の目標を達成したとのことです。

 住民負担金については私も現職の時に、負担の有無やまちづくりの観点からの負担のあり方などについて質問をしていました。千葉市は、整備計画策定時に30年分の維持管理費の一部を一括払いで負担していただくこととしていましたが、同様の事業で維持管理費の徴収を行なっている自治体がないことから、住民負担を徴収しないこととしたとのことです。
 その代わりとして、維持管理費の一部に充てるための寄附を事業地区内の住民に募るとしています。

 同様の地下水位低下工法を実施している磯辺3丁目地区は、今年1月27日に一定の事業効果が発現する位置まで地下水位が低下し、1年間の経過観測を実施中です。


 地震災害が起きないことが一番ですが、今回の工法の効果があることを願うものです。