

今日午後から千葉市議会は議案質疑を行い、日本共産党千葉市議団を代表して、かばさわ洋平市議(緑区)が議案質疑を行いました。美浜区などに関わる質疑と答弁について報告します。
【かばさわ洋平市議】
はじめに、議案第99号 令和2年度一般会計補正予算中の予備費の増額についてであります。新型コロナウイルスの感染防止策など、緊急的に生じる財政需要に機動的に対応するため、予備費を新たに4億円増額する補正予算について伺います。これまでの新型コロナウイルス対策予算の総額についてと、その内訳として国費と市費さらに予備費の額についてお示しください。
【財政局長】
これまでの新型コロナウイルス感染症対策に関連する経費の総額は、予算ベースで1,199億4,100万円となっており、その財源内訳は、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金が114億6,100万円で、その他の 国・県支出金等が1,065億1,700万円、市債が5億8,200万円、一般財源が13億8,000万円となっています。
また、対策経費のうち、予備費の活用額は5億円となっています。
【かばさわ洋平市議】
これまで予備費を約5億円活用したということですが、どういった分野の施策に活用されたのか。また今後はどのような施策に予備費を活用しようと考えているのかお聞かせください。
【財政局長】
これまでに、主に新型コロナウイルス感染症対策のうち、至急の対応が必要となる経費として、学校用スポットクーラーの購入や、医療機関等に配布するためのマスク購入のほか、市民向け電話相談窓口の運営などに予備費を活用しています。今後、新型コロナウイルス感染症の急激な拡大や、台風をはじめとした自然災害への対応など、緊急の必要がある場合には、予備費を活用し機動的に対応していきます。
【かばさわ洋平市議】
学校現場からの聞き取りによると、予備費で展開された学校トイレ清掃については感謝の声と共に、延長を望む声が複数寄せられています。市内コロナ感染が続くなか、学校現場での感染者も出ていることから、今後は追加予備費を活用して学校トイレ清掃を引き続き施策展開すべきと考えますが見解を伺います。
【教育次長】
トイレ清掃について、学校再開後は教職員が行っておりましたが、負担軽減のため、本年6月29日から7月31日までの約1か月間、市立学校170校において業務委託を実施しました。
現在は、児童生徒がトイレの床清掃等を行い、教職員が個室内や小便器の清掃を行っていますが、今後は、換気やマスクの着用、清掃後の手洗い等を徹底した上で、段階的に児童生徒が適切に行えるよう指導していきます。
(中略)以降は美浜区関連↓
【かばさわ洋平市議】
高洲第一中学校と高洲第二中学校の統合校を設置するための条例について伺います。統合に向けた代表協議会において統合について反対の意見もあったと聞いていますが、地域の要望事項等に対して対策は図られるのかどうか。例えば真砂中と高洲一中の通学路範囲の問題はどうなったのか。
【教育次長】
統合に伴う通学負担に対する要望を踏まえて、真砂第五小学校の通学区域全域となる高洲4丁目1番から6番まで、および真砂1丁目を、真砂中学校へ通うことができる「学区外通学承認地域」とすることとし、通学区域の弾力化を図っていきます。
【かばさわ洋平市議】
真砂五小の地域については、真砂中への学区外通学を認められました。同地域からは真砂中も高洲一中も遠くなることについて、通学路の安全対策が求められていますが、教育委員会としてどのように取り組む考えか、伺います。
【教育次長】
通学路の安全対策については、引き続きセーフティウォッチャーや保護者の方々等による登下校を中心とした見守り活動を行います。
さらに、学校から要望されている統合校に通学する際の交通安全施設の修繕箇所について、現在、関係機関に要望をあげており、今後も通学路等の整備や交通安全施設の改善対策を図っていきます。
【かばさわ洋平市議】
統合後の学校用地について、スポーツ利用だけでなく、少人数学級の必要性やコロナ禍における災害時の分散避難等が位置付けられている中で、地元や周辺地域の同地の活用について広く意見を聞くことが必要ではないか。
【教育次長】
地元代表協議会や地元説明開等の場において様々な意見をいただいており、住民の皆様の関心が高いことから、統合後も、地域の住宅開発の状況や生徒数の推計を踏まえ、住民のみなさまのご意見を参考にしながら、学校跡施設の有効活用について検討していきます。