あぐい初美市議に続いて、もりた真弓市議(花見川区)が条例提案の理由説明を行いました。

【もりた真弓市議】
 発議第5号 千葉市美術館条例の一部改正について、提案理由の説明を行います。
 この条例提案は、若い世代が広く芸術文化に接する機会及び場を拡大して芸術文化の振興を図るために条例の一部を改正するものです。
 千葉市美術館は、御案内のように、この7月11日にリニューアルオープンします。この時期に合わせて、25歳以下の若者の常設展示の観覧料金を無料にし、若者の観覧を促し、若者の芸術鑑賞の機会を拡大して、豊な感性や想像力を育むことを目指すものです。現在、国立美術館は、高校生と18歳未満は無料で、大学生は半額となっています。

 千葉市も様々な企画に取り組んでいますが、リニューアルオープンの目玉として、また、若者への文化芸術振興として、25歳以下の者の観覧料金を、思い切って無料にすることを提案するものです。対象年齢については、大学生までの無料化の検討の中で対象年齢の枠を広げて25歳以下としたところです。
 現在、千葉市美術館は、指定管理者である千葉市教育振興財団が運営しています。美術館の運営に支障を来さぬよう、無料化による収入減は、千葉市が補てんをするべきものです。
 新型コロナウイルス感染症問題で、学生を含む若者は厳しい生活に追い込まれています。このような中、芸術文化は、生きるための糧となり、特に、若者に対して豊かな人間性を形成し、創造文化の活動の担い手となることを期待して、この条例を提案したものです。
 同僚議員のご賛同を求めまして、提案理由の説明を終わります。


 写真は、日本共産党千葉市議団が提案した千葉市美術館条例の一部を改正する条例です。12日午後1時からに開催予定の環境経済委員会で審議されます。