
今日は午後1時から一般質問が始まり、午後2時前から中央区のふくなが洋市議が登壇しました。上下水道行政については経営、未接続世帯への支援などを質問。成年後見人制度については利用促進基本計画の策定による権利と利益を守ることなどを質問。重度障害者就労支援などについても質問を行ないました。
【ふくなが洋市議】
この問題(重度障害者就労支援事業)についても毎議会お尋ねしています。さいたま市では重度障害者が在宅で仕事中に訪問介護サービスを受けられるように要綱で制度化を図りました。そこで伺います。千葉市内で就労を希望する重度障害者は何人あるのか。
【保健福祉局長】
障害福祉サービス事業所職員との意見交換の中で、就労を希望する重度の障害者がいらっしゃると聞いておりますが、正確な人数は把握できておりません。なお千葉ハローワークにおいても、その人数は把握していないとのことです。
【ふくなが洋市議】
就労を希望する障害者に何が必要かを考えて、就労支援を行うべきではないのか。また障害の有無にかかわらず希望とおりに働いたり生活ができるように支援を行うべきではないのか。
【保健福祉局長】
本市では、「千葉障害者就業支援キャリアセンター」において、就労を希望する障害者からの相談に応じるとともに、訓練・実習、就職活動、就労後のフォローなどの支援に取り組んでいるところです。
今後も、障害者本人の希望を十分に踏まえつつ、就労をめざす上でより適切な就労先を選択することができるよう取り組んでいきます。
【ふくなが洋市議】
障害者も楽しむことができるeスポーツへの見解は。重度障害者の参加について支援をするべきではないのか。
【保健福祉局長】
eスポーツは、従来のスポーツと異なり、年齢や性別などに関係なく誰もが参加できるとともに、外出せずに自宅で参加できることも大きな特徴で、実際に、外出困難な、重い身体障害のある方と、障害のない方の対戦も行われていると聞いています。
今後、重度障害者が気軽に参加できるものの1つとして、広がりを見せる可能性があることから、その動向を注視していきます。
【ふくなが洋市議】
オリンピック・パラリンピックで市内を聖火が走ります。特に重度障害者を聖火ランナーとするべきでは。あわせて障害を持つランナーの採用を求めるものです。
【総合政策局長】
パラリンピック聖火リレーのコンセプトは、「あなたは、きっと、誰かの光だ」と、されており、多様な、そして社会の中で誰かの希望や支えとなっている「光・人」が集まり、出会うことで、「共生社会を照らす力」としようという想いを表現しています。
障害を持つ方がランナーとして聖火リレーを走ることは、多様性を認める共生社会への変革に向けて、意義あることであり、このコンセプトにも合致するものと考えています。
千葉県におけるパラリンピックのランナー選考は、千葉県が今月16日から公募を開始することとなっており、自薦のみならず、他薦による応募も受け付けることから、障害者の方の積極的な応募を期待しています。本市としても、今後、千葉県に対し、ランナー選考にあたり、障害者の採用について申し入れを行なっていきます。
【ふくなが洋市議】
市営住宅への入居について重度障害者は介護人が常駐するために単身向け住宅の規格制限を撤廃するべきではないのか
【都市局長】
重度障害者の方で、常時の介護を必要とする場合であっても、居宅において介護を受けることができる単身の方については、45㎡以下または2DK以下の単身向け住宅に入居することが可能となっております。
しかしながら、介護人が長時間にわたって滞在し世話を行なうなど、個々の事情によっては、単身向け住宅では十分な広さではない場合もあると認識しておりますので、入居要件など、他都市の取り組みなどについて調査研究していきます。
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一般質問は16日までです。16日は議会運営委員会で意見書への賛否、17日の議会最終日の議会運営日程が協議されます。議案への討論については、あぐい初美市議(稲毛区)が行なう予定です。