
今日午後2時から美浜区役所隣りの美浜文化ホール・音楽ホールにて、日本共産党千葉市議団主催で「市立海浜病院の存続を求める集い」を開催しました。雨の中、足元悪い中、約130人の方が参加していただきました。ご参加ありがとうございました。冒頭に中村きみえ市議(花見川区)が、集いの主旨である海浜病院の存続と診療科目の充実について考え、運動を広げていくことの提起がありました。
千葉市で市立病院のあり方が検討されている中で、自治体病院の果たす役割が問われています。今回は千葉県自治体問題研究所の八田英之(ふさゆき)さんをお招きして、自治体病院のおかれている状況、海浜・青葉の両市立病院に関する経営分析、改革プランの推移と課題について報告があり、病院のあり方については市民を含めた議論が必要なこと、病院事業会計の黒字化目標でなく市民の納得できる赤字かどうかにあること、市民の声を病院経営に反映させるなど積極的に地域に出ることが求められているとのことでした。

私からは「住民の命と健康を守り、地域の健全な発展に寄与する」という自治体病院の使命を基本に、海浜病院が地域に果たしている役割と求められている医療(心臓血管外科や整形外科、医師が足りない診療科目)、千葉市病院事業のあり方検討委員会での議論内容、日本共産党千葉市議団としての取り組み(海浜病院の存続と地域貢献、診療科目の充実など)について報告しました。

千葉健生病院の守月副院長から、病院と海浜病院の連携などを中心になくてはならない病院であることを院長に代わってお話しがありました。地域からも存続を求める声が多いことと、署名を大きくひろげていこうという決意も語られました。

花見川区選出の寺尾さとし県議から、県内の県立病院の統廃合問題に関わり、県立佐原病院の存続を求める運動が広がり、県議会で請願が全会一致で採択されて耐震改修が実施された事例。市原の鶴舞にある県立循環器医療センターが救急医療センターと精神科医療センターとの統合が持ち上がった際に、市原市や周辺自治体の住民などから存続を求める運動が起こり、7万筆の署名が集まり、統合を止めた事例が紹介されました。
この他、党千葉市議団からは、もりた真弓市議(花見川区)、かばさわ洋平市議(緑区)。緑区からは江田ちよ緑区県政対策委員長が参加されています。