
今日午前9時半から県議会棟で、安保関連法に反対するママの会@ちばと、幕張メッセでの武器見本市に反対する会が千葉県に対して、昨年幕張メッセで開催された「MAST Asia2017及び2019」、「DSEI JAPAN」の開催に関する情報提供の申し入れを行いました。これらの開催の目的は兵器の売買契約成立にあり、健全な商取引とはまったく違う性格のものであり、武器の売買は世界の平和の実現からももっとも遠いものであり、千葉県所有の施設である幕張メッセを貸し出すことへの抗議をこの間行なっています。
同会からは昨年開催された「MAST Asia2017」の出展者の公表や展示内容、会場で配布された資料、発表された論文名、来年開催の申請書等の資料、武器と防衛装備品は同一であることついての見解などの情報提供を求めています。出展者は120の企業・団体であり、日本企業では日立製作所や三菱重工、川崎重工、NECなど大手の企業。アメリカからはロッキードマーチンやベルヘリコプターなど。日本政府は防衛装備庁、パビリオンとして主な国はイギリス、フランス、イタリア、オーストラリアなどです。
県からは「商談の内容は把握していない」「会場でのすべての配布物は収集していないし、取り寄せる考えはない」「国の後援については主催者と国のやり取りであり、県は把握していない」と答えています。
また、同会メンバーから「何を根拠に貸し出したのか」との問いに、「開催されるものについて公序良俗に反するものでないか確認はしている」とし、さらに「武器が商取引され、海外で使われることに対する県の考えは」と問うと、「財産や基本的人権に危害を与えるものを公序良俗にあたるが、展示はあたらない」「いろいろな考えがあるが安全保障のため…」と、武器と一般的なイベントでの展示品を同列に扱うような答えでした。
開催時に発表された論文ではイージスアショアやアジア・太平洋の安全保障上の協力など世界規模での軍事に関わる論文が発表されていること、施設は「住民福祉の増進に寄与」しなければならないのにそうしたものには当たらないことなど、開催の中止を求めて、今後も県への要請を行うことなどを確認し、必要な資料については情報公開請求することになりました。
今日の申し入れには、浅野ふみ子参院千葉選挙区予定候補、船橋選出の丸山慎一県議、私が参加しています。