
今日は市長提案の補正予算や議案、日本共産党千葉市議団が提案した千葉市景観条例の一部改正についての討論が行なわれ、市議団を代表してかばさわ洋平市議(緑区)が登壇しました。以下が請願に関する討論です。
かばさわ洋平市議の討論全文はこちら⇒kabasawagiintouron.pdf
請願第3号・小中学校の普通教室にただちにエアコン設置を求める請願についてです。愛知県豊田市の熱中症での児童死亡事故が起きるなど、災害級の酷暑のなかで、今年は学校へ行くことがリスクとなりました。子どもの健康と命を守るためには、他都市が進めるように来年夏前までのエアコン設置を1校でも多く整備されることを市民の多数は望んでおり、署名が9,497筆も寄せられました。
9月議会で提案されたエアコン整備関連予算は、基本計画策定予算7,800万円だけで、しかも計画策定は来年3月までにというスケジュールであり、あまりに遅いと言わなければなりません。早急に計画をとりまとめ、臨時議会または12月補正予算で教室エアコン実施設計・整備予算の計上をして早急な整備を強く求めるものです。
請願審議の各会派の意見として、自民党は「市長や国に働きかけ速やかな整備が必要との立場であるが、現実問題、やらなければならない課題も多いし物理的にただちには難しい」。未来民主は「いますぐにつけるべきは同じ思い。しかし市はエアコン整備の決断はしている。要望項目のただちに決断をというのは願意が満たされている」。公明党は、「ただちに決断はされている。166校をただちにはできない。きちんとした計画をもとに進めるべき」などとして反対し、不採択となりました。
一方で、請願第2号の早急にエアコン設置を求めるという請願には全会一致で賛成しました。市民にはただちにと早急にどんな違いがあるのか、説明責任が問われます。言葉尻をつかまえての請願審議ではなく、子ども達の健康と命を守るために、速やかにそして確実にエアコン整備を願う1万人近い市民の声に応えて採択することを強く求めるものであります。
かばさわ市議は最後に、「日本共産党千葉市議団は、市民に寄り添い、子どもの健康と命と学習権を守るために、引き続き全力で早期エアコン整備に取り組む」と決意を訴え、討論としました。