
今日午前11時から議会運営委員会が開催され、人事案件(教育委員会委員・人事委員会委員・人権擁護委員の各1名を再任)が提案され、各会派提出の意見書案について協議が行なわれ、それぞれの賛否が明らかになりました。議会運営委員会での各会派の賛否の理由についてメモを書きましたが、正確ではないことをご了承下さい。あくまで参考です。日本共産党は国民・市民のためになるものであれば、他会派の意見書には賛成しています。賛成であっても賛成する理由と党の見解も述べています。
【未来民主ちば・公明党提出】
№1 公立学校へのエアコンの設置に対する国の財政支援を求める意見書(調整案1)
(自民党)文部科学省に求めているので、賛成。
(共産党)同趣旨の意見書であるにも関わらず、期限までに申し入れたが調整できなかった問題は指摘する。しかし、子どもの命と健康のためには、国が率先して補助金や整備手法などの改善を図ることが求められているため、賛成。
【公明党提出】
№2 キャッシュレス社会の実現を求める意見書
(自民党)政府は2025年までに4割まで高めるため進めているので賛成。
(未来民主)賛成。
(共産党)キャッシュレスになることによってのメリットはあるものの、スマホやカードを持っていない方、高齢者など、すべての人が対応できないということがキャッシュレス化を進めた外国でも現実としてあり、「慎重」にしなければならないため、賛成しかねます。
№3 学校施設や通学路におけるブロック塀等の安全性の確保を求める意見書
(自民党)賛成
(未来民主)賛成。
(共産党)学校は子どもだけでなく、災害時は地域住民の避難先としても安全が確保されなければならない場所です。悲劇を繰り返さないために、万全の対策をとることが求められます。学校内だけでなく、民家所有のものなど地域にも多くあります。撤去・改修のためには、所有者任せにするのでなく、行政が率先して点検し財政援助も含め促進をはかる仕組みをつくることが急務であり、危険除去のための対応に本腰を入れるべきであるため、賛成。
№4 児童虐待防止対策のさらなる強化を求める意見書
(自民党)何らかの対策は必要と考える。賛成。
(未来民主)増える虐待での死亡事件、対策は必至であるため賛成。
(共産党)児童虐待の防止、早期発見、子どもと親への専門的な支援などの強化が必要です。子どもを守るために、子どもにかかわる専門機関の連携をはかるとともに、相談支援体制を充実が求められているため、賛成。
№5 水道施設の戦略的な老朽化対策を求める意見書
(自民党)守っていかなければならない。賛成
(未来民主)水道はインフラの1つとして対策が必要、賛成。
(共産党)水道事業は「すべての国民に安全で安定した水の供給をおこなう」という生存権の保障を具現化する事業として発展してきました。老朽化や耐震化、安定した水の供給は大事であることは言うまでもありませんが、広域連携や官民連携の推進については国がめざす方向であり、慎重でなければならず、それを進める内容は含まれるこの意見書案は賛成しかねる。
№6 公立小中学校へのエアコンの設置を求める意見書(調整案1へ)
【日本共産党提出】
№7 子供の健康と学習環境を守る学校施設整備予算の増額を求める意見書
(自民党)調整案1に意見が出されているので、賛同しかねる。
(未来民主)公明党と調整して国の支援を求めている。具体的なものを通すため、賛同しかねる。
(公明党)調整案1と同じ趣旨。市の取り組みについての認識の違いがある。同じものを出すのはどうか、賛同できない。
№8 名護市辺野古の米軍新基地建設を即時中止するよう求める意見書
(自民党)地方自治法99条に基づいて出すものか疑問。政府の見解と異なり、反対
(未来民主)会派で意見がまとまらない、賛成しかねる。
(公明党)考え方が異なるため、賛成しかねる。
№9 被災者生活再建支援法を抜本的に改正するよう求める意見書
(自民党)天災については政府が援助している。「自分のものは自分で直す」のが基本であり、賛同しかねる。
(未来民主)個人の保険もあり、国の補償の議論も必要。300万円から500万円に引き上げる金額が明確になっていないため、賛同しかねる。
(公明党)思いは理解するが補助にも限界あるため賛同しかねる。
№10「イージス・アショア」配備計画の撤回を求める意見書
(自民党)日本の防衛に必要不可欠、反対。
(未来民主)内容は理解する。価格に透明感ないが、安全保障の問題でもあり、賛同しかねる。
(公明党)日本を取り巻く環境は厳しさを増している。平和な暮らしを守るのは政府の責任。専守防衛を徹底するよう申し入れている。賛同しかねる。
№11 東海第二発電所の運転期間延長を行わないことを求める意見書
(自民党)政府として発電の点で方向性違う、反対。
(未来民主)会派の中で意見がまとまらなかったので、賛成しかねる。
(公明党)延長に反対すべきという立場とは異なるため、賛成しかねる。
【自由民主党提出】
№12 下水道施設の改築に係る国庫補助を継続するよう求める意見書
(未来民主)賛成。
(公明党)賛成。
(共産党)上水道とともに下水道は市民の安全と生命に関わる大事な施設であり、豪雨など災害への対応、水環境の保全のためにも国庫補助の継続が必要。賛成。
№13 精神障害者に対する交通運賃割引制度の適用を求める意見書
(未来民主)賛成。
(公明党)賛成。
(共産党)私どもは精神障害者、てんかん、難病・慢性疾患などの障害者・患者を運賃割引の対象にすることを求めているので賛成。
№14 都市再生機構賃貸住宅の減免制度に関する意見書
(未来民主)賛成。
(公明党)賛成。
(共産党)(都市再生機構法)25条4項は、居住の安定を図る必要がある人などで家賃支払いが困難な人には「家賃を減免することができる」と定めています。ところが新たな入居者への制度はあるものの、入居中の人に対しては家賃値上げや団地再編時の措置を除き、减免制度がないことから、整備することが必要であり、賛成。
意見書の賛否一覧はこちらをクリック⇒ikensyosanpiichiran.pdf