今日、ふくなが洋市議(中央区)と社会福祉協議会と社会福祉事業団の統合を進めた水戸市の取り組みについて視察・調査を行いました。千葉市においても社協と事業団の統合に向けて話が進められています。
 社協も事業団もその設立目的は違います。社協はボランティア活動や高齢者・老人福祉センターの管理運営、相談事業を行い、事業団は医療的ケアが必要な障害者への対応など専門性が必要な事業を行なっているケースが多いです。千葉市では社協が子どもルームの運営を行うなど自治体によってもその事業内容が違っています。
 統合によって職員体制や給与体系が後退してしまうのではないかという懸念があり、特にそこで働いてきた職員の処遇問題があります。水戸市では統合の検討にあたっては、両団体の役員で構成する協議会、行政サイドの検討会議を積み重ねてきた経過があります。

 市議会でも行財政改革調査特別委員会で、統合の検討状況の説明を受け、さらに各団体からのヒアリングを実施するなどして、水戸市の方針決定から1年半かけて、統合の検討が行なわれています。是非は別として、サービスを利用する市民や職員の立場にたって、検討していくことが求められます。