今日は京都市で、介護予防・日常生活支援総合事業、民泊、廃棄物対策(清掃工場)についての視察を行いました。ちょうど京都市役所庁舎の改修などが行われていました。現在の本庁舎を活用しながらの改修です。

 民泊問題では、京都市はご存知のとおり年間約5,000万人もの観光客が訪れる都市です。民泊については一般住宅においても届け出を行うことで可能となりましたが、いわゆるヤミ民泊が横行して、騒音や周辺住民とのトラブル、街区そのものがほとんどそうした民泊になっているなどの課題から、民泊への対策強化を京都市は進めています。職員体制も保健福祉局や都市局、産業観光局などから専門チームを構成して対応しています。
 民泊でのトラブルがあった場合などに駆けつけられるよう800m圏内に帳場を設ける要件を付しています。「違法民泊は許さない」との立場で、京都市住宅宿泊と旅館業法の適正な運営を確保するための措置に関する条例を制定しています。宿泊施設と周辺環境との調和、質を確保しながら量を増やす取り組みは京都市における課題です。
 千葉市でもオリンピック競技開催都市であり、宿泊場所として違法民泊のターゲットになることも想定されます。まずは市民の安全・安心の確保と、観光客が安全に心地よく滞在していただけるようにするための対策が必要です。