

今日は、稲毛海岸駅の朝宣伝の後に、衆議院第一議員会館で行なわれた治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟の国会請願の集会に参加をしました。今年度から同盟の千葉市支部の事務局次長になり、国家賠償を求めて活動を行なっていきます。

治安維持法による犠牲者である3人の方が発言されました。船橋在住の杉浦正男さんは、「戦前、天皇制や資本主義を批判したのではなく親睦会活動をしたために逮捕され、刑を受け、中には獄死させられた異常なことが治安維持法のもとで行なわれていたことからも、そのひどさを知らせ、再び戦前に戻らないように全力をあげて取り組む」との訴えがありました。

北海道音更町在住の松本五郎さんは、自分の思っているより良い生活を考え、師範学校で生活図画を描いたら、特別高等警察から「国家の考え方に反する」として逮捕され、自白を強要されたり、美術教師が20数名逮捕されたこと。「自分が想い描いた夢も希望も失った。人間としての尊厳を奪われた」と。

菱谷良一さんは、松本さんと同様に逮捕されて、釈放後に、「自分の心情を描いた(写真の絵)」「いまの政権は憲法9条を変えようとしている。共謀罪は治安維持法の名を変えたもの。差し止めるようにしていただきたい」と、全国から来られた各支部のみなさんへの訴えがありました。


各党からのあいさつがあり、午前中の集会には、衆議院から日本共産党の藤野やすふみ議員と赤嶺政賢議員。

立憲民主党の近藤昭一議員が、「叔父がサイパン島で戦死。いま国家主義的な政治が行われている。治安維持法は間違っていたと認めさせ、補償をさせることだ。ともに頑張る」との決意が語られました。

午前中の最後に、仁比聡平参院議員が挨拶し、「安倍政権の姿勢は個人の尊厳と多様性を認めていない。同盟のみなさんとともに頑張る」との話がありました。