今日、代表質疑が行なわれ、日本共産党千葉市議団を代表して、ふくなが洋市議(中央区)が登壇しました。

 ふくなが市議はいくつかの開発問題について指摘し、市長の基本姿勢を改めるよう質問しました。250競輪について、「新たなスポーツビジネスと持ち上げている。しかし、これまで千葉市は、競輪事業を廃止する方向でした。ところが250競輪で1億4,000万円の黒字を見込んでいるが、250競輪は自転車競技で、競輪ではない。新たな可能性とのことですが、他の競輪場を持つ自治体も経営は厳しい状況」「中央公園・通町公園整備は、千葉神社周辺の活性化にために、千葉市が税金を約23億円も投入することは、特定の事業を支援することになり、市民理解が得られない」「稲毛海浜公園リニューアルについても指定管理で行い、地元業者は最初から除外されています。稲毛海浜公園の本来の目的を踏まえ、地元業者の育成と地域経済活性化の視点で、事業展開を行うことこそが求められる」と指摘して、「新年度予算は、『脱・財政危機宣言』を解除して大型開発に偏重した予算と言わざるをえない。心身障害者手当は削る。在宅高齢者等のオムツ給付も削減する。福祉を削り、福祉にまわす手法は市民の理解が得られません。『選択と集中』『限られた予算を効率的に配分する』やり方は、市民の切実な願いに背くものではないのか。
 弱者の願いに応えて、福祉予算を大幅に増やして福祉サービスの充実をはかるべきではないのか」「市民が主役・本位の予算への転換を」と求めました。

 9条改憲問題については、市長は「憲法改正にはそれぞれの考えがあってしかるべきである」との見解です。ふくなが市議は、「それでは傍観者のようにしか市民には聞こえません。憲法への対応は、市民生活に係る大事な問題です。97万人の千葉市の市長として、憲法改正についてどのようなスタンスなのかを市民に明確にするべき」と再質問。しかし市長は、「憲法改正にはそれぞれの考えがあってしかるべき」と自らのスタンスを示そうとしませんでした。