

千葉市の新年度予算案に「感震ブレーカー等設置推進」事業が計上されています。阪神・淡路大震災の際に、通電したことによって火災が起き、被害が拡大したことの教訓から設置が推奨されてきました。千葉市議会で議事録では、2014年3月24日の予算審査特別委員会の保健消防分科会でふくなが洋市議(中央区)が取り上げたことをきっかけにして、党市議団として何度も助成することを求めてきました。
写真は、議案研究の時に実物を示された「バネ式」(簡易タイプ)で、地震の揺れを内部センサーが感知するとバンドが下降してブレーカーを遮断する感震ブレーカーです。他にも「おもり式」「電池式」「コンセント式」があります。一般社団法人・日本消防設備安全センターの「推奨マーク」が付いたものがお勧めとのことです。
大規模地震の電気火災防止を図るために延焼危険性の高い地域を対象に設置費用の一部を助成するもので、重点密集市街地(稲毛東5丁目地区)は無料配布し、改善すべき密集住宅市街地(要改善市街地)には、1世帯当たりの補助上限額3,000円で、設置費用の2分の1の補助率です。
美浜区は、要改善市街地の区域にはなっていませんが、電気が復旧し通電した場合に、火災が起こらないとも限らないので、まずは重点地域での対策は進めていただき、今後については対策を求めたいと思います。