
今日、午前10時半からJR千葉支社において、JR線の駅無人化の撤回を求める要望書を提出し、要請を行いました。要請には、さいとう和子前衆院議員、丸山慎一県議(船橋市選出)、坂井ようすけ船橋市議、党勤務員、私の5名が参加をしました。
2月3日(土)より始発時刻から7時前までの時間帯で駅係員が不在となることが掲示され、不在時はインターホン対応するとされて、朝の時間帯の無人化が、県内で新たに下総中山駅、東船橋駅、幕張本郷駅で行なわれました。無人化は駅利用者に負担を与え、事故やトラブルが起こった際に近隣の駅から係員が来るまでの対応ができず時間がかかれば、通勤時間帯のダイヤに大きく影響することになります。
駅は子どもや障がい者、高齢者など多くの方が利用し、誰もが鉄道を利用できるようにバリアフリー化が進められてきましたが、駅係員の不在は新たなバリアとなります。「駅係員による直接のご案内が必要な場合には、前日までに駅係員へお申し出いただきますようお願いいたします」と掲示され、利用者に新たな負担を強いることになります。
要請に対し、JR側からは「利用者が少ない時間であること」や「多機能券売機での対応や清算機などはカメラなどの遠隔システムで対応できる」「管理している船橋駅で社員が確認を行う」などとしています。「(聴覚)障がい者が駅係員がいないことを知らないで来た場合にはどうするのか」の問いには、「近隣駅の係員が対応する」「遠隔システムで対応する」と答えましたが、聴覚障害者への対応策が取られていません。
朝の時間帯の駅係員の無人化は、2015年から進められ、昨年2月からJR総武線では新検見川駅と西千葉駅。京葉線ではこれまで市川塩浜駅、二俣新町駅、検見川浜駅、千葉みなと駅で実施されています。
この要請の中で明らかになったのは、線路への転落事故については管理駅(船橋駅)では検知できず、管理駅の業務量が増加すること。今後は「未定」としつつも他の駅にもひろげる可能性があることです。
私からは「近隣の駅から対応すると言っても、利用者は船橋駅へ連絡し、それを受けてJRが対応するというのは利用者の視点に立っていない。『経営合理化』というJRの都合であり、撤回を考えてほしい」と訴えました。

この写真は幕張本郷駅に掲示されている始発から7時前まで駅係員不在のお知らせです。