
今日午後2時半から、京葉5市議会議長連絡協議会議員合同研修会が開かれました。講演では、「住民自治の根幹」としての議会の作動というテーマで、山梨学院大学大学院社会科学研究科長で、「議会改革」や地方制度問題でお馴染みの江藤俊昭(えとうとしあき)教授が講演されました。
「住民自治の根幹」というそもそものところから、議会は「議会改革」が目的ではなく、住民福祉の向上につなげることだとの指摘。議会は定例会ごとに完結するのではなく、1年間議会としてどう活動するのか、4年間の任期を通じて連続性を持たせること、P(計画)D(実践)C(評価)A(改善)サイクルは行政などでは既に実施されているが、ここにD(ディスカッション・討議)D(デシジョン・議決)を加えたPDDDCAという議会からの政策サイクルの独自性を確立することによって行政への監視機能につながるとの話がありました。
「住民自治の根幹」としての議会であるという認識のもとで、議決責任・説明責任、通年的議会、委員関討議や決算に向けた委員会での論点整理など、すでに実施している議会の事例も紹介されました。
今日の講演の内容は駆け足になった部分もあったようで、再度、研修会などがあった場合には、参加をしようと思います。