今日午後11時から議会運営委員会が開催され、意見書への各会派の賛否が明らかになりました。メモできた範囲ですので正確ではないことご理解いただければと思います。
 私どもが提出した「低炭素社会」の意見書に対し、未来民進ちばが言っていることは賛成と思われる内容であるのに、「賛同しかねる」というのは理解に苦しみます。

■各会派提出の意見書はこちら⇒ikensyoichiran.pdf

【自民党提出】
№1 政令都市を災害救助の主体とする災害対応法制の改正を行うよう求める意見書(案)
公明党:必要であり、賛成
未来民進:必要なことであり、賛成
共産党:災害対応の迅速化必要、賛成

【日本共産党提出】
№2 事故原因が究明されるまで危険なオスプレイの飛行を全面的に禁止させるよう求める意見書(案)

自民党:8月11日に、政府(防衛省)が「事故後、米軍が合理的措置がとられた」として飛行を認めているので、賛同しかねる
公明党:事故を受けて米軍への要請を行い、一定の取り組みがなされたので、賛同しかねる
未来民進:課題として認識、再発防止が必要。全面禁止を求めるのはどうか、賛成しかねる

№3 核兵器廃絶への取り組み推進を求める意見書(案)
自民党:国の動向を注視するため、賛同しかねる
公明党:11月に「賢人会議」が開かれる。条約を実効性あるものにしなければならない。意見書の文章の後段の考え方が異なるため、賛同しかねる
未来民進:唯一の被爆国であり、全世界に示すことが必要、賛同する

№4 北朝鮮と米国の直接対話のために努力するよう求める意見書(案)
自民党:反対
公明党:まずは圧力を強化して、解決に向けて対応を。直接対話だけでは賛同しかねる
未来民進:ミサイル・核開発問題は課題として認識。具体的な行動が不明確、賛同しかねる

№5 「脱炭素社会」に向けた「パリ協定」を遵守するよう求める意見書(案)
自民党:国のエネルギー基本計画がある、見守りたいので賛同しかねる
公明党:8月30日に党のエネルギー政策を政府に提出した。菅官房長官からも前向きに進めるとしているため推移を見守りたいので、賛同しかねる
未来民進:全世界で取り組むべきもの、パリ協定の順守が必要だが、賛同しかねる

№6 社会保障費の「削減ありき」はやめるよう求める意見書(案)
自民党:政府は「バラマキ」にならぬよう取り組んでいる。見守るべき、賛同しかねる
公明党:「税の集め方、使い方」ということについては考え方が異なる、賛同しかねる
未来民進:医療費の増大、年金などの負担が大きく財源ありきの考えではない、賛同しかねる

【公明党提出】
№7 受動喫煙防止対策を進めるために健康増進法の改正を求める意見書(案)
自民党:陳情を通したので、賛同する
未来民進:オリンピック・パラリンピックを控えており対応が必要、賛同する
共産党:日本の受動喫煙防止対策は遅れている現状や、受動喫煙による疾患などの悪影響はなくさなければならないため、法改正や条例整備が必要と考えており、賛同する。

№8 小中学校におけるプログラミング教育の必修化に対して支援を求める意見書(案)
自民党:小さいころからITに親しむことが必要、賛同する
未来民進:子どものころから親しむことが必要、賛同する
共産党:プログラミング教育の基となる新学習指導要領は、グローバル化が一層進展する社会と描き、そうした「社会が求める人材像」に必要な「資質・能力」を育てることを教育の目的であるとし、子どもたちが獲得すべき「資質・能力」を規定し、そこへの到達をめざして教育課程、指導方法、評価を組み立てていくものであり、「人格の完成」という教育の目的という出発点にありません。財政支援が必要と言うが、国際的な利潤追求のための「人材育成」に教育を利用したい財界の狙い、IT環境の整備には、様々な機器が必要となり、それだけの財源が企業利益につながります。政府や財界の意図で、本来の教育の目的や子どもの成長をゆがめてはなりません。それぞれの自治体や教育現場など実態を把握し、子どもたちの実態に即した学校教育、教育環境の整備こそ必要であり、反対。