明治大学誉田農場に新たな産業用地の整備が進められようとしています。そのための地区計画の決定です。日本共産党千葉市議団は、市が上限10億円を民間企業に出してまで産業用地を確保することは、議案が出された時に認めていません。
 用地は一部を除いて、20m・31mまでの高さ制限を認めてしまっています。誉田中学校が用地に隣接していますが、当局は14m道路と17mの緩衝緑地を設ける計画なので圧迫感は感じないと思われるとしています。写真は現在の明大農場ですが、ここに31mの建物が次々と建ってしまったらどうなるでしょうか。
 整備前と整備後の交通量も多くなり、大網街道側からは車両が入れないようにするとしていますが、整備後は一般車両での通勤も考えるとその保証はありません。企業誘致の際にも、その都度、住民への説明を行うのかという問いにも、その都度説明する義務はないが、計画が出た段階で町内会などに報告されるに留まっています。


 幕張新都心若葉住宅地区の地区計画変更です。自動車車庫の立体化(2階→3階に変更)や納骨堂・葬儀場などを制限する内容の変更です。
 すでに、最初のタワーマンションの建設が始まっています。防災に関してはタワーマンションにおいてライフラインがストップした場合に、住民が30階以上を何度も昇り降りできるはずがありません。超高層化することは防災面だけでなく、数十年先、100年先の将来のまちづくりを考えなければなりません。中高層の分譲団地では建て替えも、私有財産の問題もあり進まないのが現状です。タワーマンションがそうした課題にはまだ至っていませんが、いろんな問題が出てくるでしょう。
 そうした先までのまちづくりを考えなければならないと思います。

 都市計画審議会の委員として、都市計画、まちづくりをさらに学ばねばならないと思いました。