今日明日と千葉県内の日本共産党の地方議員研修会があります。研修の冒頭に斉藤和子衆院議員が挨拶。この間、特別支援学校の教室が過密化している問題、九十九里浜の浜崖問題、農家を苦しめるジャンボタニシ、木更津駐屯地へのオスプレイ整備拠点化問題、児童虐待に対応する児童福祉司が千葉県は少ない問題など、現場の声をもとに国会論戦を進めてきたことを報告されました。国会での日本共産党の議席が大事と実感していること、志位委員長、はたの衆院議員の3名では少ないことから議席増が必要との訴えがありました。総選挙に向けて「現場の声を国会へと届けるために頑張る」と決意。来たるべき総選挙で再び国会に送り出すためにも市町村議員の役割は重要です。



 1日目の研修は、NPO法人区画整理・再開発対策全国連絡会議事務局長の遠藤哲人さんが、「再開発の仕組みと問題点」と題して講演されました。土地区画整理事業では、JR津田沼駅南口特定土地区画整理事業「奏の杜」のマンション等の開発などに見られるディベロッパーや大企業の儲けのための時間管理の問題点、千葉県内の土地区画整理事業の破たん、住民運動による事業改善の例などが紹介されました。
 再開発では、柏駅西口再開発事業を例にして、どんな再開発なのか、資金計画が明らかにされていない、議会への報告なし、資料は黒塗りばかりなど地元の声が反映されていない問題。多くの再開発では、住民のためではなく保留床を生み出すための再開発になっていることなどを指摘がありました。
 再開発について公共性の判断が必要とのこと。一例として、住民の要求実現に大きく寄与するものか。情報公開が十分にはかられたか。都市計画が住民参加で十分寝られたか。周辺との調和や交通処理条件などが十分検討されたか。優先順位を他の施策との関係で十分考慮されたか。管理も後々まで十分考慮されたか。住民犠牲とならないように十分配慮されたか。環境的な条件をしっかり検討されたか、などです。

 最後に、都市計画について都市計画区域マスタープランなどの基本的なことから、改正された生産緑地法の内容、都市計画審議会の役割について報告がありました。