
今日は各常任員会が開催され、私の所属する都市建設委員会が開かれました。まずは補正予算議案で、都市モノレール車両基地の耐震補強への補助と車両を更新するための補助を市として行う内容です。耐震補強については大規模地震が起きた際に車両基地に入・出庫できなくなる恐れがあり、未然に防止するための補助です。
車両更新については、懸垂型モノレールは1社しか製造していないので、部材の高騰も含め1編成2両で5億9,700万円と高額となっています。車体の老朽化のもと必要な設備更新は必要ですが、モノレール会社の経営も含めて、公共交通としてのモノレールについて、補助を行う以上は市民への情報提供、説明責任が問われます。バス路線も含めて公共交通機関は市民の足として充実を図らなければなりません。
続いて、液状化対策施設工事の契約金額と工期の変更のための議案です。地域住民の交通安全の確保から交通誘導員の増員をはかるものと、地中障害物の発見で対策を講じるために金額の変更を行うものです。私からは、「磯辺4丁目では工事前には発見できなかった障害物もあり、今年度から工事が始まる磯辺3丁目でも想定されることから、しっかりと調査を」と求め、「何かあった場合には地元からとの連携や話し合いがされているので、引き続き、地元からの要望に応えて対応を」と意見を述べました。
党千葉市議団が提案した児童養護施設などを退所した者を市営住宅の期限付き入居について規定を設け、単身でも入居できるようにする条例改正についてです。私からは提案した理由を述べた後に、他の委員から「一定のセーフティネットが必要」「住み込みがあるところに就職して労働条件が良くないと伺っている。検討すべきと思うが災害などの被害者も含めて対応を」「要綱のほうが対応できるのではないか。条例の改正までは必要ない」「十分議論していく中で条例を改正していくことが必要」などの意見が出されて、最終的には私の賛成だけで、否決されてしまいました。
正面からの反対はありませんでしたが、退所者の自立支援など行政としてのサポートとしての住宅の確保は重要であり、対策が求められます。引き続き、子どもの最善の利益の保障からも入居要件に加えるよう求めていきます。
写真は、検見川の浜から撮影した夕陽です。モニュメントは「浜辺の情景」。