今日午後から議案質疑が行なわれ、日本共産党千葉市議団を代表して中村きみえ市議が質疑を行いました。ご本人から詳しい報告があると思いますので、中村きみえ市議のブログを参照して下さい。
 加曽利貝塚が秋頃に、貝塚としては日本初の国の特別史跡に指定されることになり、今議会に既存トイレの洋式化・多機能化、授乳休憩ルームの設置、広告・PR費用のために3,550万円の補正予算が組まれています。加曽利貝塚の特別史跡指定につながる過程には、「加曽利貝塚博物館友の会」「土器づくり同好会」「加曽利貝塚ガイドの会」などのみなさんが博物館事業を支えてきたことが大きな力になったと教育委員会も認めています。

 今回、平和公園(墓地)の管理と、公民館設置管理に指定管理者制度に導入する議案が出されています。議会に唐突に提案され、意思形成過程を議会に示さなかったことなどを指摘し、墓地の受付業務は戸籍などの高い専門性があり、市職員こそ高い専門性を持ち、霊園管理こそ直営でやるべきと求めました。
 公民館への指定管理者制度導入については、「直営だから安心して使えていた」「直営のままで努力をしてこなかったのか」などの公民館利用者などの声を示し、「管理運営費を市は削減し続け、主催事業なども講師を呼ぶ講師料も激減し、現場は苦労されている。教育基本法第16条では国や地方公共団体は、必要な財政措置を講じることや、社会教育法第3条では環境醸成責務が定められています。市は社会教育施設にふさわしい運営ができるようにその責任を果たすべきではないか」「(人件費)8千万円の浮いた分で、運営費や公民館図書室や、公民館の修繕などに活用すると言いますが、館長さんや主事さんで10年勤続者もあり、そうした館ではさらに事業を豊かに発展させています。人件費をカットするのではなく、市が直営で責任を果たすべき」と迫りました。
 しかし、教育委員会は、「指定管理者制度が有効な管理手法であると考える」として、導入を進めようとしています。