昨日で議会が閉会しましたが、日本共産党千葉市議団は野本信正市議が予算組み替え提案を行い、かばさわ洋平市議が予算に対する反対討論を行いました。
 予算組み替えの提案理由は、以下の通りです。


 第1に、安倍暴走政権の防波堤となって市民生活擁護と向上を図ることであります。
 安倍自民党・公明党政権の、アベノミクスの破綻で大企業や富裕層に富が集中し、国民生活は、雇用の破壊、庶民への重税、社会保障の削減等により国民全体の所得が低下するなかで、中間層が疲弊し、貧困層が増大して、千葉市民にも深刻な生活苦がひろがっています。
 こういう時こそ、地方自治体が安倍政権に毅然と対応し、暴走政治の防波堤となって市民生活擁護と向上の、新年度予算とすることが求められています。

 第2に、市民生活優先の予算にすることであります。
 新年度一般会計予算4,415億円は、過去最大の予算規模であります。
 予算の特徴の一つは、「財政健全化」の名のもとで市民の暮らしを直撃する福祉カット負担増を強いていることであります。新年度は事務事業の見直しと、国民健康保険料6年連続値上げなど、合計10億6千万円の福祉カット、が強行されています。熊谷市長8年間の福祉カット・負担増は、223億2千万円におよぶものであります。

 予算の特徴の2つは、不要・不急の大型開発の推進を継続していることであります。
 平成21年度スタートした熊谷市政の当初から、強力に推進してきた千葉駅西口再開発、蘇我特定地区整備などが収束を迎えつつある中で近年は、千葉駅周辺整備、海辺の活性化、など新たな大型開発を推進し、新年度予算では、約10億7千万円計上しています。平成30年度以降の残事業費は51億2,900万円が計画されることになり、熊谷市長8年間の大型開発推進は、264億6千万円に及んでいます。
 以上の、不要・不急の大型開発を抑制し、市民生活擁護と・福祉向上に予算を振り向けることを求めるものであります。

予算組み替えを求める動議全文はこちら⇒yosankumikaeteian2017.pdf


 「市民の願いや必要性に応える予算編成を」とかばさわ洋平市議は討論で求めました。討論は長文ですので、PDFを添付しますのでご覧下さい。

 予算案等に対する反対討論はこちら⇒hantaitouron2017.pdf