
昨日、日本共産党は「保育所・待機児問題への日本共産党の緊急提言」を発表しました。「認可保育所が決定的に足りない」「保育士の労働条件が劣悪なため、保育士が不足している」ことに対し、安倍政権の対策はこの根本解決に取り組む姿勢がなく、さらなる規制緩和と子どもたちの詰め込むなど、公的責任を果たそうとしていません。そのため、日本共産党はあらためてこの事態を解決するために緊急の提言を行いました。
主な項目は、
■30万人分(3,000カ所)の認可保育所を緊急に増設する-待機児童問題は、認可保育所の増設で解決することを原則として確立する
・国や自治体が先頭にたって公立保育所をつくる
・公立保育所に対する新たな国の財政支援制度をつくる
・地域の保育ニーズを正確につかんで対策を進める
■賃上げと保育士配置基準の引き上げ-二つの方向で待遇改善のために国の基準を引き上げる
・保育士の賃金を引き上げる
・保育士の配置数の適正化など国の運営費を引き上げ、労働条件を改善する
・保育士の専門性にふさわしい処遇にする
・非正規の使い捨てをやめ、正規化をすすめる
公立保育所の果たす役割は大きいと思います。「一般財源化」されたことによって、新規に公立保育所を建設できなくなっています。公立の保育士の非正規化の改善や民間保育園の保育士の待遇改善も待ったなしです。