今日午後1時から議会が開会しました。会期は25日です。市長から新年度予算やマニフェストの取り組み状況、議案の提案理由の説明がされました。続いて、もりた真弓市議が「千葉市墓地行政検討委員会設置条例の設置」についての提案理由の説明を行いました。提案理由の説明の一部を紹介します。

 千葉市では、「千葉市墓地等の経営の許可等に関する条例」の一部改正を保健消防委員会発議として全会一致で可決し、平成25年4月1日より施行しました。当時は、画期的な条例と評価されました。背景には、異常ともいえる墓地建設が市内で進み、落下傘業者などを規制するため、市内に事務所を登記してから5年以上の経過を必要とし、周辺住民等への説明及び協議の義務化など、独自の規制を設けたものです。
 しかし、この条例の趣旨や思いをすり抜けて、納骨堂などの建設が進められようとしています。地域の人たちと真摯に向き合わず、きちんとした人間関係を形成することなく、「収益事業としか思えない行為は、いかがなものか」との声が寄せられています。
 宗教法人は、本来の仏教の教えを広める原点に帰るべきであり、地域の人々が進める「まちづくり」に反したり、住環境を壊すようなことは認められません。また、コミュニティを分断するようなことは慎むべきことではないでしょうか。
 そうした状況を踏まえて、透明・公正性を確保するために、千葉市の墓地行政の検討を行い、適正な墓地行政を推進しようとする発議です。これまでの保健消防委員会で条例化したものは効果が薄れている現状があり、学識経験者・関係団体・市民の参加などで委員会を設置して、広い立場から検討を行い、望ましい墓地行政にすることが求められています。

 以上が主な内容です。3月8日の保健消防委員会で議論されます。