今日午後、千葉市内で千葉市国保を考える会総会が行われました。総会の前に学習をするということで、「国保制度とは」というそもそも論と国保の都道府県化の問題点について千葉県社保協事務局長の藤田まつ子さんが報告されました。私からは、「千葉市の国保行政」について報告しました。保険料の毎年度引き上げ、滞納世帯への差し押え、収納対策の強化、窓口10割負担の資格証明書交付、告示方式による議会での議論の形骸化などの問題点を説明。滞納世帯の18歳以下の子どもへの正規保険証交付、所得200万円以下の世帯への市独自減免(1割減免)の改善点をお話ししました。

 当初予算については、昨日開かれた国民健康保険運営協議会で示された医療分・支援金分の保険料一人あたり3,880円の負担増、賦課限度額85万円から89万円への引き上げがされる予定であると報告しました。
 藤田さんも私も触れたのは、国民健康保険制度は「社会保障制度」だということです。様々な健康保険がありますが、その土台となる国民皆保険制度であり、市民の生命や暮らしを保障する重要な役割があります。

 総会では、2015年度の活動経過の報告、2016年度の活動方針など議論しました。国保改善運動を具体化していくことになります。