今日午後1時から議会が開会しました。市長から千葉市職員の給与に関する条例の一部改正についての提案があり、全員協議会での議案研究で野本信正市議が質疑を行いました。そして本会議で私が議案質疑を行いました。
 この議案は、人事委員会勧告に基づき、一般職の職員の給与を平均で1.0%引き下げを行なう一方で、引き下げ相当分については今年度12月期の期末・勤勉手当の支給月数を引き上げることによって、調整を行うというものです。今回の改正は、職員が給与明細をもらってはじめてわかるため、市民にとっても職員にとっても理解しづらいものです。給料が1.0%引き下がる問題はありますが、全体として職員の給与引き上げについては賛成するものの、この議案には、特別職の期末手当を0.1月分引き上げるという問題があります。
 「財政健全化」や「事務事業の見直し」で、市民生活・福祉が削られているため、市民の状況に照らせば、市長などの特別職の期末手当引き上げには反対し、自粛することを最後に求めました。

 続いて、議員の期末手当引き上げの発議が出されました。それに対して反対討論を行いました。反対の理由の1つは、「財政健全化」や「事務事業の見直し」と称した市民サービスカットや公共料金の値上げにより、市民生活に犠牲を強いているのに、議員自ら期末手当の引き上げを行うことは、市民理解が得られないということ。2つは、議員が自ら発議してまで、期末手当を引き上げることです。職員給与引き上げのための条例が可決されたとしても、議員の期末手当は自動的に引き上げることはできないため、今回も発議として提案されてきました。
 議員の期末手当引き上げを自粛・中止して、得られた財源を市民のために使うことを求めました。この発議には、日本共産党千葉市議団7名、市民ネット3名、無所属の会2名の合計12名が反対しました。