
今日、市長宛で「指定廃棄物処分場計画に、千葉市として「白紙撤回」を表明するよう求める」申し入れを行いました。鈴木達也副市長が対応しました。先日行われた市民説明会で「白紙撤回」の声が多数あがったことや、町内自治会連絡協議会からも「選定反対」の要望が出されるなど、市民が声をあげています。市として、市民の声や願いにもとづいて、「白紙撤回」を国に求めることが必要ではないでしょうか。以下、申し入れの全文です。
指定廃棄物処分場計画に、千葉市として「白紙撤回」を表明するよう求めます
市民福祉の増進と市政発展への日頃のご努力に敬意を表します。
さて、東電千葉火力発電所敷地内への指定廃棄物処分場建設計画が公表されて以降、周辺住民はもとより市民全体の大きな関心を集めています。
環境省がこれまで実施した4回の説明会は、候補地とされた経緯や評価基準、立地の安全性など、市民や参加者が納得できる説明はなく、質問に対しても的確な答弁とは言えないものでした。にもかかわらず「候補地としてご理解いただきたい」の繰り返しでは、参加者から「白紙撤回」を求める意見が続出するのも当然です。
環境省は「何度でも丁寧に説明する」と言いながら、「なぜ県都の千葉市内なのか」「なぜ脆弱な埋め立て地なのか」「なぜ地震・津波の危険を考慮しないのか」「東電敷地先にありきではないのか」「周辺住民の要望は聞かないのか」「これが可能なら、どこにでも建設できるということか」など、多くの市民の疑問・懸念には、まったく答えられていないのが実態です。
日本共産党千葉市議団は、「原因と責任は、原発政策を推進した政府と東京電力にあり、自治体への廃棄物押し付けは認められない」として、計画の「白紙撤回」を求めてきました。そして、市長、議会、市民が一致して「処分場建設反対」で環境省と向き合えば、計画を中止させることは可能と考えています。
よって、市長におかれましては、市民の不安を解消し、安全を確保する立場から、早期に「指定廃棄物処分場建設計画の白紙撤回」を表明されるよう申し入れるものです。以上